#2 死んだら産まれた
〜??? ????年 ??/??〜
眩しい
天国も本当にあるのか?
そりゃびっくりだな。
幽霊の科学的根拠もいつか作られそうだな…
(え?)
おかしい
今日の東京は雨だったはず
すごい眩しい
驚くほど
(赤ちゃんの鳴き声が聞こえる)
命を失ったはずが命が産まれる音が聞こえる
やけに近い音だな
目がよく見えない
体が揺れる
一体何が起こってるんだ?
暖かい
眠い
よく分からなかったな…
〜4年後〜
「レイ!ご飯よ!」
「はーい!母さん!」
階段を駆ける音
「美味そう!いただっ」
(レイに電流走る)
え?
何ここどこ
いや、どこかは分かる
家だ
俺の
でも俺じゃない
「どうしたの?レイ。」
「え?ううん。なんでもない。」
俺の母さん、だよな
物心が着くっていう事象を前世の意識が戻るに置き換えればいいのか?
とりあえず
「いただきます。」
「やけに静かね。召し上がれ?」
整理しよう
今の俺はレイ=フリル
庶民であるフリル家の長男である
この世界には様々な点で元いた地球とは違う世界である
まずこの星の名前が地球ではなく"世界"であること
色んな天体の名前が違う
言語も時間の数え方も何もかも違う
「ごちそうさま。」
「え、ええ。」
俺は輪廻転生なんてないと思ってた
けど違うらしい
転生という事象は起こる
ならやることは決まっている
前世で出来なかったことを沢山やる
この世界には魔法が存在する
その魔法の仕組みを理解し、誰よりも上手くなってもう二度と地頭がいいなんて言わせない
「ちょっとレイそんなに急いでどこに行くの?」
「俺の部屋」
「今俺って言った…?早めの反抗期かしら。」
〜レイの部屋〜
本が…無い
この世界に調べる機械なんてあるわけが無いし
本だけが頼りだったのに一切ない…
「母さん」
「はい?」
「魔法の本って無い?」
「それならあんたが嫌になって自分で燃やしたじゃない」
え?
あ。
〜1年前〜
レイ(3)
「こんなん分かんないよ!無理!ええい!」
「熱く猛ける火よ。我に力を貸せ!イグニッション!」
魔法陣が展開され火が本に落ち、燃える
〜現在〜
「あーっ…」
「なに?また燃やしたいって?またお父さんに叩かれたいの?」
「違うって母さん。魔法に興味が湧いたんだよ。」
「そう言って燃やしたんじゃない。信じないわよ。」
「お願いだから!初級から上級までの魔法の本、買ってくれよ!」
「はぁ?」
このお話の登場人物
レイ=フリル:このお話の主人公で魔法が苦手なはずだった少年 物心が着いてからは急に魔法に興味が湧くように
カエラ=フリル:レイの母親




