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Poem《美命と幸人》

作者: 冬咲しをり

SS《美命と幸人》に関係するポエムです。





1.



美命


病気が治ってよかった


あれから色んなこと

2人で乗り越えてきたよな


夢の中で結婚式も挙げて

夫婦になった


美命は外の世界に出て

いろんな男から声かけられた


俺は幽霊だから

美命のこと養えない


もし美命にいい人ができたら

俺は悔しいけど


譲るつもりだ





2.


ずっと言えなかったことがあるの


幸人は私の夫だから

責任を持って欲しい


私は他の人のところへ

行こうとしたけれど

毎日涙がとまらなかったよ?



あたしは決めてるよ。

身体も大丈夫、働ける



幸人、そばにいてほしいんだけど。




3.


ゴメン、俺が最低野郎だった


俺も、本心を明かすよ。

美命は悩まないで。俺が最低なだけだ



俺は、美命が別の人と誓ったのを

見届けて、消えるつもりだった


もう生まれ変わらない、天国にも行かない


粒子になって宇宙に溶けようと

思っていた。


俺は死んでからも

投げ出してばかりだ。


嫌になるよ。


もう話すことなんかねぇよ。


おやすみ




4.


証人になってほしい人がいるの



幸人と私を知っている人に…



結婚には証人が必要


たとえ役所がみとめなくとも


証人がいれば、誓いはかたい


でも、難しいなと思う。

だから、勝手に思うことにしたよ。




5.


ん?


いいんじゃないか。

そいつは、勝手に証人にされても

怒らねぇだろうしな。











6.


しんしん


しんしん


雪が深く積もる


幸が深く積もる



…………







……………………












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