あとがき
十年ぐらいしてなんか完結作出せませたが、活動報告で暇つぶしに書いていた作品です。
やりたいことだけやった結果できた変な作品ですが、私にしては珍しく決めた展開をやめた作品なので、ちょっと無理が出たかなとは思います。
この作品はなんか適当に考えて作ったので、設定もおおざっぱです。
それこそ主人公の名前なんて「owl前」でフクロウの正面だからフクロウの目と言う意味とかそんな雑な事で作っているので、妹様みたいに言語から考えたりはしてないので雑は雑です。
設定は大枠しか考えてないけど、王国はマケドニアとか諸王国家群はギリシャとかそんな感じの設定があるぐらいで、今回は風習などまではあまり考えていないので、設定的に雑なところは申し訳ありません。
なんでレース書いてないのかとか、お前が書いてるところ空を飛ぶところと落下する所だけじゃないかと思う人もいるでしょう。
私としてはそこは、狂人が満足している部分なんて書きたくないですし、地べたに這い蹲ってそこから立ち上がろうとする姿こそ美しいと思っているので、私がレースを書くならエアレース以外有り得ないのですで、そういう事になるのは申し訳ありません。
円錐の時代とかはベイパーコーンを見た人々がそう言っているだけだし、彼以外の竜騎士は結局は音速を超える事もなかったし、後々竜は衰退して当然の様に反響法を機械的に用いる動力飛行機が出来るので、未来永劫彼は最強の竜騎士であり続けます。
歴史的に存在がオーパーツ過ぎて、何回も存在が疑われると言うのに、居ますよと証拠が残るから面倒臭い奴でした。
因みに動力飛行機の発明に直接関与しているウラジロがいる為、この作品では名前がついています。
名前が誰か分からない人は、動力飛行機に関わってない人です。
そしてアラタアラマズこそが動力飛行機開発の母であり、オーゼンは反響法が出来た辺りから新たなら空へのアプローチとして動力飛行機についてウラジロと話し技術論を語っていた為作中私は名前を用意しています。
公爵がオーゼンの名前を呼ばなかった本来の理由がこの辺りにあったりします。
あと予定ではお嬢様はアラタアラマズに殺される予定でしたが、彼の思い通りの人生を歩ませるというのは違う気がしたので、寝ている彼を無理やり襲って子供を作ったと言う戯けたイベントがあります。
色々と言いましたが、結局は空を飛びたかった馬鹿が頑張った話で、最後は墜落して死にました以上ではありません。
その為に蔑ろにした者たちすらもきっと彼は見えてはいないですが、私は願いを叶える行為自体がそう言ったものだと思っているので、身勝手で見苦しいものに見えていたら成功ではないかとは思います。