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レイティアの人生2

騎士団に入り、第三隊に配属されてから王都の見回りをしたり、王都警備の配置などの相談など色々な仕事をこなす日々を送っていた。


5年経ち、私は17才になった。

第三部隊では後輩もでき、充実した毎日を送っていた。



そんなある日、第二部隊から、レイティアに呼び出しがかかった。(、、、なんだろう)と思い第二部隊のところへ行くと、何故か隊長室に通された。


「やぁ、君がレイティアさんだね?僕は第二部隊隊長、ニコラスだよ。ニコって呼んでね!」

と優しげな顔をした青年が書類から顔を上げてこちらを見て、こう言った。


「はい、レイティアと申します。ところで、私は何故ここに呼ばれたのでしょうか?」


「レイティア=アルダー辺境伯令嬢?であってるかな?」


えっ、何故知っているの?私は自分の素性は一切話していないのに、、、

困惑していると、


「第二部隊はね、諜報と隠密に特化した部隊なんだ。、、、君・な・ら・わかるよね?」


「、、、はい」


色々とバレていそうだ、、、

そういえば、この人見たことあるなぁ、と思い、顔をじっと見ていると、


ニコラスさんは苦笑し、

「前、ワルイゼ子爵のところであったことあるよね、、、」と言った。


そうだ!ワルイゼ子爵は、アルダー家の影の頃に違法な取引をしているという情報が入り、潜入捜査をしていた、、、

ああ〜、そういえば何人か捜査している人がいたなぁ、と思い出していると、


「ねぇ、レイティア。うちの部隊に来ないかい?」

と言われた。


ん〜、どうしよう、第三部隊って訓練ぐらいしか剣を使わないから今剣の腕が鈍ってるし、色々動き回れる第二部隊に行きたいなぁと、揺れ動いていると



「あ、急にごめんね!一回レンに引き抜きしてもいいか聞いてみるから!」

とニコラスさんが言った。


「ちょっと待ってください、ニコラスさん。

まだ私、第二部隊に入るとか言ってないんですけど?!」

私的にはどちらでもいいんだけど、レンさんの部下として働くのは楽しいんだよねぇ、、、


「ニコラスさんじゃなくてニコって呼んでよ〜、

あっ、あと第二部隊に来たら訓練以外にも色々な任務があるから動き回れるんだけど?本当に第二部隊に来ないの?」


くっ、、、私が今したいことを正確に分かっている、、、、第二部隊に気持ちが傾くじゃないか!


「、、、一度レン副隊長に相談したいと思います。」


「ふふっ、うん、りょーかい。いい返事を待ってるよ。」

そう言いニコさんは私に手を振った。



退室するとどっと疲れが来た気がした。

(ニコさんの情報網マジこわっ!!)

まだ、私とニコさん接点ほぼなかったはずなのに、素性と、性格を完璧に把握している、、、

ニコさん、恐ろしいっ!!








本日、私レイティア=アルダーは、第三部隊から第二部隊に異動になります。


レンさんには、

「あぁ、ニコに目をつけられたのか、、、

まぁ、なんというか、頑張れ、、」

となんとも歯切れ悪く言われた。

『困ったら俺を頼れよ』なんてかっこよく言ってくれたことあったのに、、、、レンさんの嘘つき(グスン


まぁ、ということで

私は本日付でニコ隊長の下につくことになりました。


ニコ隊長は、私と同じく12才で騎士団に入団し、諜報部隊で活躍して、25才という若さで隊長まで上り詰めたすごい人だ!


なんか、レンさんといい、ニコ隊長といい若くで要職に就く人多くないか?

まぁ、それだけ2人がすごいということだね、、、




私も2人のようになれるように頑張りましょう!

早速明日から第二部隊の仕事が始まります!!

体力を温存しましょう!ということでお休みなさぁい(zzz


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