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王宮にて

アレンスティード殿下は、顔をしかめて、

「なぜ私を知っている。そしてお前は誰だ。」

そう聞かれ、私はハッとする。

(そうだ。殿下はずっと表に出ていない。顔を《今世の私》が知るはずがないのだ。どうしよう)


「失礼しました。わたくしディアス公爵家が長女、

アリティア=ディアスと申します。」

ととりあえず自己紹介をする。


「、、、なぜ私を知っている。」

どうしよう、、、

そうだ!!

早速話をそらすため行動に移す。


「、、、ここどこ、、お母様、、、ッグス、

うぇぇぇぇん」


そう、名付けて【泣き落とし作戦】

そのままとか突っ込まないで、、、、

自分でやっといて恥ずかしい、、、だって中身大人ですから、、、


すると殿下は少しうろたえ、、

「お前はどこからきた?」と先ほどより幾分か優しく尋ねてきた。


「王妃様主催のお茶会に参加して、暇だったから少しお母様から離れたら迷子になったの、、、」

そう正直に言うと殿下は、

「そうか、なら近くまで送ってやる」

と言ってくれた。

さすがアレンスティード様!!

お優しいですわわわわわわわわ!

申し訳ございません、殿下が素晴らしすぎて

少し荒ぶってしまいました。









殿下は20歳だそうで(先ほどさりげなく尋ねました)背が高く歩幅も大きいので追いつけません。

はぁ、はぁ、、、、

あ、気づいてくれました。すると殿下は、私を抱き上げ、歩いてくれました。ありがたい。。。



5分ほどでお茶会の会場に着くとお母様が入り口周辺で私を探してくれていました。


「ティア!!よかった、、、あの、親切な方。ティアを見つけてくださりありがとうございます」


母はアレンスティード殿下のことは知らないみたいだ。


「いや、礼はいらん。ではな」

と私を下ろし、すぐに去っていった。


殿下、私のこと怪しいと思ってるよね。

だって親も知らないアレンスティード殿下の顔を知っていたんだから、、、


そう考えていると、お母様が、

「ア・リ・ティ・ア・帰ったらお母様の部屋に来るように」

と言い、私の手を取り会場に向かう。


お説教決定だ、、、、今回私が全面的に悪いので、シッカリお説教されます。はぁ、憂鬱。


その後のお茶会はもうとても楽しかったです!!

だってお友達ができたのですもの!

公爵令嬢のフェリシア様(シアって呼ぶことになったの!)と侯爵令嬢のミーアシェル様(ミアって呼んでと言われたの!)の2人と気が合い、気づいたら3人で次のお茶会のお約束をしたわ!!

とっても楽しみ!!


本日のお茶会では、収穫がたくさんありました!

お友達ができたり、前世で死んだ後の世界に転生したことに気づいたり(アレンスティード殿下が20才なので私が死んで8年後の世界ですね、って私死んですぐアリティアになってる!!)

今日は疲れました(グッタリ



ああぁぁぁぁぁ!!お母様のお説教が、、、、、、

まだまだ私は休めそうもありません。。。

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