お茶会です!
本日は王宮でお茶会が開かれます。
王妃様主催の王女様と同年代の令嬢を集めたお茶会なのですって!!
私はもう疲れております。
なんといっても人が多いのです!!
周りを見ると人人人、人ばかり!!!
早くも疲れます、、、
お母様はご友人と話していて少し離れても気づきません。
そうだ!!王宮探検、楽しそうです!!
では、早速いってみましょう!
意気揚々と出かけたのは良かったのですが、早くも迷子になってしまいました、、、
そういえば前世でも方向音痴だったなぁー、とかどうでもいいことを思い出していると、ふと、既視感を感じた。
「あれ?ここ前見たことあるような、、、、」
必死に思い出すと、気がついたことがあった。
「ここ、前世の王宮と一緒じゃん、、、」
そうだ、思い出した。前世私は王宮騎士団に所属しており、王族の護衛をしていた。その時の王宮と似ている、いや、全く一緒だったのだ。
騎士団の訓練所までの道のりは前世何回も行ったから覚えているはずだ、、、
その場所まで同じだったら私は前世と同じ国に転生したことになる。
「あった、、、、」
私が思っていた場所に訓練所はあった。
そう、ここは前世と同じだ。
(じゃあ何年たったんだろう、、、)
そう考えていると背後から誰かの来る気配がした。
バッと後ろを振り向くとそこには、、、、、、
「アレンスティード殿下、、、」
ディストハイド王国第一王子、アレンスティード=ディストハイド殿下がいた。
私の前世、剣を捧げたお方が。