わたくし、転生したようです
わたくし、アリティア=ディアスには前世の記憶があるようです。今朝突然思い出しました、、、
私の前世は女騎士だったようです。
唯一の主人に忠誠を誓い、その方を守り抜き死んだのです。
生きて守り抜きたかったという後悔はありますが、主人を守って死んだのは本望です。
命をかけて守りたいと思えた方がいて、私の人生に悔いなしっっ!!
今世ではそんな相手に出会えるかはわかりませんが
騎士時代の技術は体が覚えているので、無駄にしないように体が動きに追いつくように鍛えましょう。
今世も騎士として生きようと思います!
目指せ!最強の女騎士!!
まずは体力づくりが必要です。
この体は8歳の公爵令嬢で屋敷の外に出たことのない箱入り娘だったので、体力がないのですよね、、、、はっきりいうとこの体で走ったことがないのです。
まずは屋敷のお庭を散歩することから始めます!
ただ今体力づくり計画3日目です。
早くも心が折れそうです、、、、、、、、
なんたってこの体!!自分の部屋から出て屋敷の庭に行くまでで息切れ!!どれだけ体力ないんですか!!いやっ、私の体なんですけどね、、、、、
体力をつけるのはいいことだとお母様に許可をもらい、侍女のツェリと毎日散歩しています。
「ツェリ〜、疲れた、、、」
「お嬢様、、、言い出したのはお嬢様ですよ」
と正論を言われ、泣き言も言えません、、、
「ところで、お嬢様。なぜ体力をつけようと思ったのですか?」
とツェリに聞かれて、私は正直に言うことにした。
「私、女騎士になるの!!!」
「はい?」
あれ?ツェリの反応が、、、、
ツェリ〜〜〜?ツェリが固まってる、、、
何かおかしなことを言ったかな?
「えぇぇぇぇぇ!!!お嬢様!
騎士は危険な仕事ですよ!わかっておりますか?」
「ええ。もちろん!最強の女騎士になって、剣を捧げる方を見つけてお守りしたいの。」
あれ?ツェリが屋敷の方へ走っていく、、、、
本当に私、何かおかしなこと言ったかな?