報告会
城に招かれたアデル達は、まずはドルケン国王の仕事が終わるまでは休憩がてら待機ということで、客室に案内された。
豪華という派手さはないが、質実剛健という言葉がしっくりくる部屋は、金銀や光物系の装飾は無いが、テーブルやソファー、ベッドなどの質はかなりのものだろうとアデル達は直感した。ネージュは例によって真っ先にソファーにダイブしてその感触を確かめる。
案内役はそれに苦笑したが、客室には風呂があり、なんとそこは温泉を直に引いているという。その瞬間、ネージュはソファーを飛び上がり、風呂の場所を聞いて向かっていった。
アデルは先日訪れた温泉の話をし、この近くに温泉があるのかと尋ねると、この辺りはある程度掘れば結構湧いてくるという話だ。グルド山は本来火山なのだろうが、その辺りの知識はまだアデルにはない。
アデル達はネージュを皮切りに、アンナ、アデル&ブリュンヴィンドと交代で入浴し、貸与の服に着替えた。どういう訳かネージュとアンナに用意されたドレスは、元からのデザインなのか、敢えてなのか背中が大きく開いているドレスであった。アデルの方はごくありがちな高級なスーツである。そして一息ついたところで準備が整ったと先ほどの案内役がやって来る。
案内に従うと、守衛が立つやや大きめの扉の前に案内された。中に王がいるのだろう。そこで、アデル達は守衛に武器を預ける様にと言われる。
3人はそこで顔を見合う。中に国王がいる以上は武器を預けるのは当然であるとは理解できる。しかし理解できていもアデル達はまだドルケン王国を信頼できていない。アデル達が少しもたついていると、どこかで様子を見ていたのか、国王が3人の側近を連れて現れた。
「何か問題でもあったかね?」
本来なら先にアデル達が中に入ったところで王を待ち、その合図で着席をするという順序なのだろう。しかし、入り口で立ち止まったアデル達を見て何かあると察したか、王自らが声を掛けてきたのだ。あり得ることなのかあり得ない事なのかはアデル達にはわからないが、恐らく異例のことなのだろう、側近や守衛たちは困惑した表情を浮かべている。
「グリフォンの友人であり、王種の育ての親だ。我々が君たちに危害を加えることはないと誓おう。」
「……いえ、失礼しました。」
その言葉にアデルは腰に下げていたミスリルソードを守衛に預ける。それを見てネージュも同様に蛇腹剣を預ける。普段の槍は着替えたところで部屋に置いてきている。ミスリルソードは儀礼用にも十分使えると言われたものだ。預けてしまえば問題ないだろう。国王がそこまでいうのなら、グリフォン達の顔を立てるためにもここは素直に預けたほうが良いだろうと判断した。勿論、緊急時にはアンナに氷の槍を用意してもらえると云う事も織り込んである。
武器を預けたところで、国王が自ら扉を開きアデル達を中へと促す。
中にはテーブルが配置され、アデル達は予定と少々違いながらも案内人に従って下座の席へと案内される。
案内人が退出し、国王と側近が上座とその両脇の席の後ろについたところで国王が着席する。
「楽にしてほしい。」
続いて着席を促されると、アデルは一礼してそれに従った。その様子を値踏みするように国王他3人が見つめている。
アデルとアンナは静かに、ネージュは勢いよく着席する。
「今から料理を用意させるが……その前に少し話をしたい。」
(話が先なのか……)
アデルはそう思いながらも頷く。まずは自己紹介からだ。国王が最初に名乗り、続いて側近、ややこしい名前の国務大臣と軍務大臣、そして3人目が財務大臣のダールグレン侯爵だった。
「おお。」
聞き覚えのある名前に、アデルは思わず小さな声で反応してしまったが、ダールグレン侯爵はそれに気づいたようだ。恐らく話を聞いているのだろう、向こうもこちらを注意深く観察していたに違いない。
続いてアデル達が自己紹介をする。と、言っても彼らに肩書はない。ただ、アデルが自分とネージュ、アンナそしてブリュンヴィンドの順で名前を紹介し、最後にコローナの冒険者です。と付け加える。
「まずは此度の件、ご苦労だった。君達の早い対応のお陰で最悪の状態だけは避けられたようだ。」
国王が口を開く。恐らくはグリフォン夫妻の卵を無事取り戻したことを言っているのだろう。
「こちらとしても、最初は釈然としませんでしたが、生まれた時からの家族の敵討ちという面もありましたので、機会があるうちにと。残念ながら成就は叶いませんでしたが……」
「……まずはいきさつを尋ねたい。グリフォンが話していた部分ではなく、最初に王都を出発したあとぐらいの話から。」
国王の質問にアデルは正直に答えていく。
カイナン商事の護衛としてドルケンにきて、その荷物の護衛として隊商に付いていたこと、ウルマン領での一夜、隊商を3つに分け、自分たちが一番低い序列のグループで宿泊したこと、その夜、馬が騒いだらしかったが気に留めなかったこと、そして翌日の襲撃、和解、ヨハンとヴェンの言動等だ。
カイナン商事の名前がでたところで、ダールグレン侯爵に話が振られると、ダールグレン侯爵はカイナン商事との取引に関しての説明をする。カイナン商事の説明と代表のナミに関して、そしてナミとの交渉過程。取り決め内容の確認である。交渉過程の部分に関してはよくわからないが、総じて少なくともナミの言っていたことと食い違うことはでてこなかった。ただ、ナミや商会に関して、もともとグランの傭兵団であるとの説明はされなかった。そもそも侯爵がそこまで知っているかも定かではない。
「何か心当たりはあるか?」
王の問いに、アデルは少し考える。
「確たる証拠もなく、他国の内部の話に触れるのは恐れ多い事ですが……」
と、そこで口を濁す。それでも続きを聞きますか?という口にしない質問だ。当然乍ら王からは『構わない』という言葉が返ってくる。
そこでアデル達は前回ドルケンに来た時からの話をする。ヴィークマン領での挨拶、そして直接の関与は理由は不明だが……と前置きをして、その夜なぜかアデル達のところに何かしらの間者が潜入してきたこと。ここで正直に、自分たちはドルケン王国をまだ信頼できていないと告げる。その後、ナミから聞いた、直接名前は出さないものの、“地方派”と“中央主流派”との対立、そしてここは恣意的ではあるが、ドルケン王国とグリフォンの対立ではなく、ドルケン王家とグリフォンの相互不信を期待する勢力がいるのではないかという推測。流石にここでは国王たちも一様に苦い表情を覗かせる。
次いで、とある場所で噂に聞いたのですが……として、王家や貴族が“水色の髪の翼人”を探していたというのは事実か?という質問もする。
最初に、最後の質問に対して、今、理由は言えないが、以前その条件の翼人を捜索をしていたのは事実だとし、危害を加えるつもりは一切ないと返ってくる。そして、最近の方の話に関しては関知していないという。
翼人に対して何かあるのか?との問いには、王個人の事案であり、翼人全体に対して何かしらの意図や差別やらがあるわけではないと返ってくる。
アデルがこの答えで大丈夫か?という顔をアンナに向けると、アンナは困ったように首をかしげるだけで、それ以上のことは何も口には出さなかった。
その後はドルケンの事やカイナン商事の事など互いにいくつか質問をしあい、互いに当たり障りのない答えを返す。最後の方で短剣や壺から何か情報が出てきたのか尋ねると、こちらは軍務大臣の方から、短剣からは毒が検出され、壺からも何かしらの薬品の残留物が見つかったがこちらの方は特定はできていないと。恐らくは揮発性の高いものなのではないかと話だ。
「毒……ですか。」
穏やかではない報告にアデルは苦い表情を浮かべ、膝の上のブリュンヴィンドを顎の下を撫でる。アデルの表情とは裏腹にブリュンヴィンドは気持ちよさそうに首を伸ばした。
「薬品系?それとも……ご飯前にちょっとあれだけど、汚物を腐らせて作った腐敗系?」
ネージュの言葉に国王らそれぞれが別々の理由で眉をしかめた。
「そこまではまだはっきりとは。……推定だが、即効性の薬品系ではないかと。」
「催眠か麻痺か……毒の気体を洞窟内に充満させて寝込みを……ですかね。でもそれだと換気がいるか。ここらの風の精霊はグリフォンに仇なすことはないという話でしたが。」
「……そう言えば、その様な性質を持つエーテルがあると聞いたことが……まさか。いや、その辺りも調べてみよう。エーテルであるなら入手ルートは限られる筈だ。」
軍務大臣がそう述べる。
その辺りで食事の準備が整ったとの連絡が入り、王の許可を得て食事が運び込まれてきた。
毒の話が出た直後の食事だが、流石に大丈夫だろう。アデルは慎重に料理を口にしていった。アンナの回復魔法は今のところ、傷を癒すもののみで、毒や麻痺などの異常を直す魔法は持っていない筈だ。
尤も、アデルが丁寧なふりをしながら料理を口に運ぶ傍らで、ネージュは一口食べた後、それ以降はいろんな意味で“遠慮なく”料理を口へと入れていった。そう言えば昨日の昼からネージュは何も食べていなかったのだ。その様子を国王、重鎮たちは半ば呆れた表情で見守っていた。
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「くっくっく……笑いが止まらんな。」
ネージュが今まで食したことのない料理にむしゃぶりついていた頃、同様に料理に舌鼓を打ちながら、お気に入りのワインをグラスに上機嫌に笑っていた者がいる。
「まさか、グリフォンに剣を向け傷を負わせる馬鹿がいたとはな。」
「はい。隊商一味はすでに翼竜騎士団に拘束され、王都へと連行されたとのことです。王都にもすでにその報は届いており、その報を聞いた時の侯爵の顔は見物であったとのこと。」
自領で昨日の一件の報告を受けるヴィークマン伯爵である。
「ふんっ。それが見れなかったことだけが心残りよ。して、ウルマンめの娘はどうなっておる?」
「特に異常はなく。今後どうされますか?」
「儂の手が掛かっているということは“明るみに出て”おるまいな?」
「そこは二重三重に徹底して対処しております。」
「くっくっく。『賊に拐かされた貴族の娘』など、もう何の価値もあるまいになぁ。いや、“元・貴族の娘”か。オーレリアの地下でなら十分な需要もあるだろう。口を封じるか、2度とドルケンの地を踏めなくするならあとは報酬として好きにして構わんと伝えてやれ。」
「御意。」
「直接的な証拠は出てこない。しかし、儂に刃向かったことが遠因であることは他の連中も薄々気付けることだろう。翼人の娘はどうなっておる?」
「そちらの報告は届いておりません。」
「むう。そうか。と、すれば隊商と共に連行されたか?まあ、惜しいと言えば惜しいが些事よ。」
伯爵とその側近たちは過日、初めてアデル達と接見したときと同様のいやらしい笑みを浮かべる。
彼らの不運は、地方が故の“情報の遅さ”と、“手先の手先”であるウルマン子爵が自分に都合の良い事しか報告を上げなかったことにあった。
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国王との非公式の“食事会”を終えたアデル達は、ダールグレン侯爵に同行を要請された。
「満腹でゆっくりしたいところすまないが、こちらでも少し話を聞きたい。私の執務室にはすでにナミ殿の出頭を要請してある。」
とのことである。
アデルとしても、ナミに伝えたいこと、言いたいことは多分にある。これを断る理由はなかった。
守衛からそれぞれの武器を返してもらい、そのままの服装で財務大臣の執務室へと向かう。
そこではすでにだいぶやつれた様相のナミが先に待機していた。ナミはまず、アデル達の格好にいろいろと困惑した。
「……一体何がどうなっている?なんだその服は?それよりも……二人のドレスは……」
ばっくりと空いたドレスの背中からは、それぞれの本来の象徴ともいえる、とげとげしい継ぎ目の被膜の翼と、柔らかそうな羽毛の翼が惜しみなく姿を覗かせている。
「実はまた状況が変わってな……」
全員を席に着かせると、ダールグレン侯爵が“今日の出来事”をナミに伝えた。アデル達がグリフォンの卵を取り戻し、王家――今回は“人族”とグリフォンとの間に最初の段階の和解が成立したと。
「そうか、それは……助かった。それよりも……」
そこでナミはようやくアデルが大事そうに膝に乗せている者の存在に気付く。
「グリフォンの王種とやらが殺されていたという話は?」
「……聞いている。」
「隊で運ばされていたのは、昨日ここへ乗り込んできたグリフォンではなく、別の――彼らの群れのリーダーの卵の方でした。グリフォンとの和解後、速やかに巣へ戻すことになりましたが、一つは間に合わず途中で産まれてしまい――」
その後の刷り込み現象やグリフォン達との話し合いの結果を伝える。
「本気かい……まあ、翼竜よりは賢いし、大食いでもないとは思うが……」
「……ヨハンでしたか?あいつのお陰でプルルが死ぬことになったんですが?」
「どういうことだ?」
どうやら当事者たちがまだ王都に到着していないらしく、隊商内での出来事までは全く耳に入っていないらしい。アデルはちらりと侯爵の顔を疑うが、それを止める様子は見せないので、事の起こりから卵の輸送、奪還までの顛末を一気に話した。それは当事者である分、先ほど王に伝えた時の話よりも詳細に伝える。
「なんだと……そんなことが。ヨハンが……もう少ししっかりと教育しておくべきだったか。プルルとヴェントについてはすまないとしか言いようがない。代わりの――」
ヴェンと同様、プルルの代わり――と言いかけたところで、アデルとネージュの本気の殺気を向けられてナミは続く言葉を飲み込んだ。その異様な殺気が伝わったか、ナミの後に侯爵が言う。
「ウルマンを推したのは私だ。彼の嫡子を私の息子のところで騎士見習いとして預かっている。彼が裏切るとは思いもしなかったのだ。私にも責はある。」
「そうですか……」
そこで言葉を押しとどめると、アデルはここぞとばかりに切りだす。
「グリフォンが言うにはですね。……グリフォンを育てるには生肉と……少しでいいので細かく砕いた魔石を食べさせろと言う事だったんですが……」
「……わかった。それは私達で手配しよう。」
「よろしくお願いします。」
アデルが竜化中のネージュに言った、それなりの考えとはこれであった。何かしらのタイミングで商会への貸しをひけらかせてみせて原石の融通をさせるつもりだったのだ。プルルの死に怒り悲しみつつもそこを利用するあたりアデルもだいぶ強かになったものである。
「それで、今後はどうするつもりだ?」
ナミがアデルに尋ねると、「何も決まっていません。ネージュの角が……」とネージュの角を示す。
「ドルケンなら、グリフォンの羽根飾りでどうにでもなるような話なんですが……ドルケンの王と翼人に何かしらの因縁があるようでして?」
アデルは袋から、16セットのグリフォンの羽根飾りを取り出し、ネージュの角を隠す様に髪に差し込む。その様子に侯爵は少々ぎょっとしながらも、
「それに関しては私も詳しく承知はしていない。過去に何かしらの関係があったようなのだが……」
と、侯爵も詳しくは知らないと言う。
「……ネージュがまさか竜化できたとはな。」
「火事場の馬鹿力なのか、感情の暴発なのか、もう一度やれと言っても無理みたいですけどね。一応、元に戻る方法はなんとなく理解しましたが……」
ナミの呟きにアデルが答えた。
「ふむ……」
「そう言えば……グリフォン達も、“白竜”になって氷のブレスを吐く竜人は前代未聞だと言っていましたが……?」
と、アデルはナミとダールグレン侯爵に暗に尋ねてみる。
「聞いたことはないね。」
「うむ。」
やはり両者ともに聞いたことはないという。
「ネージュの両親は?」
「……竜化した所見たことがない。」
「そうか……」
改めてネージュに尋ねてもやはり同様だ。その辺りは今後の調査課題だろうか。
「商会は今後どうするつもりなんですか?」
「それは……まだわからない。」
ナミの返事に侯爵が付け加える。
「最初の和解が成立し、“密猟”に関しては別件であるとされたが、“密輸”に関してはまだ完全に疑いが晴れたわけではないからな。」
「と、なると?」
「実行犯……もしかしたら、殺害犯とは別かもしれんが、少なくとも我々としては“実行犯”を捕らえる必要がある。」
「手段は?」
「まずは子爵を絞ってでも背後の調査からだな。それでも証拠を揃えつつ確保するのは時間が掛かるだろう。」
「ふむ……一応、グリフォン達との相談結果も伝えておきましょうか。」
侯爵の言葉にアデルはそう言い、グリフォン達とすり合わせた見解を述べる。
密輸の実行犯、或いはグリフォンを商会に嗾けた連絡係の中にはグリフォンの巣の位置を知る“精霊使い”がいること。精霊使いと、“密猟実行”そして“王殺し”の犯人は別である可能性が高いこと。密猟班には優秀な案内役と斥候がいること。そしてこれは確定事項ではないが、少なくとも実行グループは高い確率で“ドルケン人ではない”こと。グループは魔石には大して興味を持っていない事だ。
「その辺りは我々も少々疑問に思っていた。ドルケン人全てがグリフォンとその王種の違いを認識できるとは思わないが……グルド山に詳しく、グリフォンの巣まで分かる者が王種を殺してまで卵の強奪に与するかというところは疑問に思っていた。やはりその案内役とやらが鍵か。交戦したそうだが特徴は覚えておらんかね?」
「夜間、こちらも不慣れな空中戦でしかも反撃を受けてましたからそこまでは……ただ、散開の指示はその案内役が出していましたね。“竜が出てくるとは話に聞いていない”と。まあ、竜に関しては本当にイレギュラー中のイレギュラーであるんですが。ただ一つ懸念は、“王”の卵の強奪と、隊商を追いかけてきたグリフォン夫妻の卵の掠奪が同じ犯人であるという根拠と証拠は一切ないことです。グリフォン達も犯人が捕まるまでは当面、群れ共同で卵を守るとは言っていましたが、やはりそれなりの負担なんでしょうね。」
「そうか……とにかく、昨日山で逃げたという一味、出来れば案内役を確保しないとそちらからの話は進みそうもないな。全力で取り組もう。」
「よろしくお願いします。……っと、確かに今後どうするかなぁ。総合的に考えればドルケンにいた方が問題は少ないのかもしれないが……ないな。竜化を伏せて名誉人族の申請をしてみるしかないかな……でもそれをすると間違いなく、エストリア北東のアレとの戦闘に引き摺りだされそうだし……うーむ。」
「ドルケンとしては歓迎したいところだが……ドルケン内でグリフォンの子供を育てるというのは……いろいろ影響がでそうだ……」
アデルの呟きに侯爵が答えてくれた。
「うーむ……とりあえず、2~3日考えるか。宿に入るときは“不可視”か何かで誤魔化すとして。」
「そうかい。その頃には……ヴェン達も来るだろう。そこでもう一度話し合いをして決めよう。」
ナミの言葉で、こちらの報告会もお開きとなった。




