愛して欲しかった魔女のお話
僕は、月下結衣という少女に対してバカらしい程語弊と誤解をしてした。省略して言うと人が人にしてするキャラ付けや格付けをと言うのをしていたからだ。まぁ、人がみなするから仕方ないと僕は思ってしまう。
月下結衣は、クラスのグループの中では地味な所に所属しているのだがそれでも体格が小さく少し長い前髪からチラッと覗くまん丸の目が可愛らしい。髪型は、胸の辺りぐらいで下の方に二つでむすんでいる。
ファンクラブは、大袈裟であるがクラスの数人が可愛らしいと噂する声を多く聞いたものだ。
単刀直入に言うと、彼女は魔女である。ここで、魔法少女や魔法使いと表現しない点から考えて欲しい。例えるならば、ヘンデルとグレーテルで言うところの魔女が分かりやすい話なのかもしれない。
〝小さな欲望でもよくはその身を滅ぼす〟
その言葉は昔の僕にどうしようもなく必要な言葉だったはずだ。
ーーー僕は、彼女を救えたのだろうか?ーーー
少なくとも僕の隣で微笑む少女の姿に僕はどうしようもなく救われている。
君が僕を恨んでいてもそれは仕方ない事だ。
でも、僕は君の嘘を、笑顔を、涙を、覚えている。
だから、僕は今日も君の笑顔の為に君の友達として全身全霊をかけてやる。
友達だからな。
これは、人から嫌わる力を生まれながらに持った少年と、
何かのために、力を手に入れた少女達の
葛藤の物語。