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とっとと終わらせた。

 その様子を見ていた、クラスメイトの一人が俺の髪の毛を指差した。

「なあ、白髪生えているよ」

 始めは俺のことだとは思ってもいなかったが、視線が確実に俺を捕えていたので、ようやく自分のことだと気づいた。

 俺に白髪が生えている? 

 信じられない思いを抱きながら、手鏡をバックから学校指定のバックから取り出し、頭を見る。

「ああ、本当だ。白髪が生えている」

 ガーン。

 とてもショックを受けた俺は頭を抱え込み、首を大きく何度も振った。

 それを見ていた忍者先生が、心配そうに「何があったんでござるか」と俺に聞いた。

 俺はことの顛末を全て話した。

 すると、忍者先生が「むーん」と何やら考え込んだ。

「そうだ!」

 ピカーンと頭に光り、何か思いついたように手のひらの上に拳を乗せた忍者先生は続けてこう言った。

「そう言えば昔聞いたことがあるでござる。白髪に効く薬草がある樹海の大きな岩の上に生えていると」

「そうなんだ」

 ただ何とはなしに相槌を打った俺に先生は更にこう言った。

「今度一緒にその薬草を採りに行くでござる」

 嫌だよ。

 思っていたら、それを読唇術というか忍法テレパシーなのかそれで俺の心の中を読んだ先生が、今度は起こり始めた。

「どうしてでござるか。なぜ諦めるでござるか」

 しかし、勉強があるからと言ったら、先生が忍法時止めの術を使ってその時間を勉強時間として使っていいと行ったから仕方なしに行くことにした。

 その週の土曜日、僕は活火山の麓に広がる樹海に忍者先生と一緒に来た。

「本当にここにそんな薬草があるんですか」

「あるでござる」

 先生は自信満々に言った。

 というか暇だな先生。学校の仕事は良いのかよ。

 そして森の中に足を踏み入れた。

 途端にモンスターが襲ってきた。それは本当にモンスターで歩く蝙蝠だった。そんなの実際にいるなんて聞いたことない。

「何なんですか。このモンスターは」

「むううっ。普通の人間には見えない次元穴を通る道だからモンスターが出たのかもしれないな」

 しれっと先生は言った。先生何者だよ。ただの忍者じゃないのかよ。まあいいや。生きて帰ってきさえすれば。

 道は次元穴というよりはただの森の中を歩いている感じだけど、先生曰く普通の人とは会うことは絶対にないそうだ。どういう仕組みかは知らないけれど。

 そして先生が「ここだな」と言った。

 そこには確かに巨大な岩があって、一般的な体育館ぐらいの大きさの岩だった。

 そしてその岩に上り、くまなく探していると、そこには確かに薬草があり、それをすぐさま俺は抜いた。

「先生これはどうすればいいのですか? 頭の白髪部分に塗るの? それとも食べるの?」

「食べる」

 先生の意見を聞いてそれを食べた瞬間。雲が急に流れ始めて、どんよりとし始めて。雷もなり始めて。そして、岩の上に空から誰かが降り立った。

「誰だ!」

 忍者先生は言った。

「私は、悪魔だ。お前等が抜いたその薬草に私が封じ込められていたのだ」

 どうやら薬草を抜いたことによって悪魔が解放されたらしい。

「はっはっは。一足お先に次元穴を通って、地球を破滅させてやる」

 悪魔が言った。ちなみにその容姿は天使と悪魔の葛藤の時に出てくるようなフォークを持っている悪魔に似ていた。

「お前のせいだぞ。お前が白髪を黒くしたいとか思っていたから」

 先生が俺のせいにした。

「いや、あんたがここに連れて来たんでしょうが」

 俺は反論した。

 しかし喧嘩してもしょうがないので、俺達は再び次元穴を通ってその悪魔の後を追うことにした。

「どうすればいいのでしょうかね」

「修行だ。そしてあの悪魔をやっつける」

「でも、もし誰かが死んだりしたら。そして修行で学校生活はどうなるのでしょうか」

「安心せい。忍法でどうにでもなる。というか悪魔をやっつけたらヒーローじゃないか。学校行かなくても特例で大丈夫だと思うぞ」

 そうなのか? 

 半ば信じられなかったけど信頼することにした。それしか道もないしね。

 次元穴を通って、元の場所に降り立つと。何か見渡す限り焼野原っぽくなっていた。悪魔が燃やしたのだろう。

 町に戻ると俺の街も半分は崩壊していたが、悪魔はもうここにはどうやらいないようだった。通り道の物を全て破壊するけど、そこにずっととどまるつもりはないらしい。

 悪魔がどこへ向かっているのかは分からないけど、今は修行が先決だと思った。

 そして忍者先生と、修行をして術を学んで、悪魔をやっつけた。

 忍法で町を治して、死んだ人を生き返らせて、高校も留年することなく卒業出来たけど、白髪が今度はもっと増えた。

 でも忍法で白髪を黒髪に変える術を使い一件落着だった。

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