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今日も学校にさあ、行こう。さぁいこう、最高!

クソ寒い小説です。

 鏡を見ていたら、ふとどこか、何か違和感を感じた。

 何だろうか、その違和感の原因を心の中の異物を取り除くべく僕は鏡を注視して見つめた。

 いい男だ。

 そこには自称イケメンが映っていた。

 他人からはイケメンと言われたことはないけれど、でも皆は恥ずかしくて口に出せないでいるのだろうたぶん。

 ふっふ、僕は知らず知らずの内に、違和感を忘れ髪の毛弄りに走っていた。

 髪の毛イジリー早木になっていた。

 おっと、僕の名札が少し曲がっているね。

 制服に付けた、早木奏はやきかなでのイケメンの名前が刻まれた名札を僕はスマートな仕草でしゅっと直した。

「奏兄ちゃん! 学校に遅れるよ!」

 リビングの方から妹の薔薇ローズこと、早木薔薇はやきろーずに甘いウィスパーヴォイスで呼ばれたので僕は「ハイ! 妹よ! 分かったぜ」と兄らしく、爽やかスマイルと共に返事をした。

 すると、妹が近づいて来たのか、足音がドシドシと洗面所の方へとGODZILLAのようにやってきた。

「お兄ちゃん! ふざけないでよね。もっとちゃんと返事をしてよね。そして、早くそこをどいてよね。私洗面所使いまくりたいんだけど!」

 ローズは頬を膨らませて僕の二の腕辺りをぽかぽかと二、三回叩いた。しかし、その叩きは激甘で、というか犬でいう所の甘噛みみたいなものだと僕は思っているんだ。

「分かったよ。ローズ、じゃあここをどくから、早く学校の支度をするんだ。そして今日も僕と一緒に私立『可憐学園高等学校』に行こうじゃないか」

「私、お兄ちゃんと一緒に学校に行ったこと一度もないし! ぷんすかぷん!」

 妹が激オコプンプン丸で、僕に向かって怒ったように言った。(それにしても我ながら古い表現を使った気がする。時代に乗り遅れているようではスマートじゃないな。考えを改めなければ)

 妹よ、でも僕は分かっているよ。お前が本当に怒っているのではないということを。

 まあ、確かに妹ローズの言う通り、同じ学校に通っているとは言え、僕とローズは一度たりとも一緒に学校に通ったことはない。これに関して言えば僕の方が間違っていて、ローズの方が正しかった。まあ、このローズとのやり取りは一種の毎日の慣習のようなものだ。

 ローズは高校一年、そして僕は高校二年、学年も違うしローズからすれば少し恥ずかしいのかもしれないな。でも、そんなこと気にすることはないんだよ。一緒に一つ屋根の下に住む仲じゃないか。ただの兄妹だけど。

 僕はそんなことを考えながら今日も一人、徒歩一分の我が家の目の前にある私立可憐学園高等学校へと向かうのであった。

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