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瓶詰めの狂気

15分

お題 茶色い出会い

必須要素 穢れたる地上に舞い降りし漆黒の堕天使

 願い事定めたるこの直線のうちに、アーメン…

 動物の森はこれからが本番である、今朝の冷風は我ら民のお告げ、世界中が凍り突き、全ては白紙からまた始まっていく…

 バウンドするエモーション、日々がさらうのは悪魔の笑みで、響きあう同志へ、いざゆかん新しい人生のシャトルへ、我墜ちん……


 そう、地下は満たされていた、神は我らを裏切った、そして我らも神々を、カウンターにて頬に礫を!

 対峙する我らと神…

「土人…」

と吐き捨てて神は見下した、しかし、どれだけの卑下も陵辱も、我らには子守唄のように励ましの合図に響くのだ。

 我らは土に産まれ土に出逢い、土に結ばれた!

 ああ、素晴らしきかなこの世界…

 穢れたる地上に舞い降りし、かの漆黒の堕天使の教え…

 我らは皆がっしりとひとつになって、あの結合し動き様のないと判断されて動かし様のないガチガチの民意に刃を向けた。

「我らは地下に住みて、地下より這い上がりし天使の民よ!」

 我らは力づいて、何モノも最早寄せ付けぬくらいに崇高であった。いかなる困難が目の前を塞ごうと、我らは全力で立ち向かうだろう、そして…我らはきっと勝つだろう!!

 民意は氷河のごとく世界を凍らせて、世界を蔓延させる、スベスベと世界の隅々まで移動して、我らの追いつかぬスピードにて逃げ去るのだろう…

 

 我らは氷河に氷漬けにされたマンモスや恐竜の生きた化石の様に、精神をホルマリンの瓶に詰められて、実験室の研究員に好奇で厭らしい眼差しをただただ向けられて、それでも、我らを包んだコウキの羽衣は、たったひとつの高貴だけ!

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