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VRMMOの剣と魔法と才能と  作者: 箱猫
〜AMO正式サービス開始〜
6/19

05話ー森と採取

街をでてすぐの草原には、「チッポ」と言うスズメっぽいモンスターしかいない。

このチッポさん、小さくて可愛いのだがその可愛さのあまりちょっと狩りしづらい。

経験値も最低値らしいので、無視してもう少し先に進む。



少し行くと森が見えてくる。

ケンタ曰くアリがいい経験値になるらしい。

俺も素材の採取などをしておきたかったのでちょうどいい。



草原に比べて他のPLが見当たらないのが気になるが・・・ちょっと聞いとくか

「なぁそのアリのモンスターって、今のお前のレベルで相手できるのか?俺はまだ戦闘方法もろくにわかってないぞ?」

「ダイジョーブだって、特殊な能力もないし巣の中まで行かなきゃレベルも低いやつだけだからなっ!」

ふぬ・・・ならいいか。

もしものときはこいつを囮に逃げるか・・・うん、そうしよう。



俺が今後の方針を固めていると、アリが出てきた。

おぅ・・・確かにアリだが・・・

「思ったよりでかくねぇか?大型の犬ぐらいあるぞ?!」

「まぁモンスターだし、そんなもんだろ」


チッポを基準に考えてたらダメらしい。


「そいっ、<スラッシュ>!」

ケンタがアリの直ぐ側まで踏み込むとアリに斬撃を叩き込む。



そういえばアリの名前なんて言うんだろ?

<アント Lv10>

とHPバーの上に表示されていた。



って、Lv10ってそこそこ高いんじゃないのか?

俺たちLv1とLv2だぞ。

ケンタの武器も初期装備だろうし・・・。



<種族Lvが上昇しました!>



とか考えている内に戦闘は終了したらしい。

PTメンバーだからか何もしてない俺もレベルアップだ。


ケンタのHPはほぼ満タン。無傷で勝ったらしい。

「ふぅー。さすがに初期レベルじゃ時間かかっちまうなっ」

瞬殺とは言わなかったが早かったと思うぞ。



「まっ、レベルも上がったし次はもっと早く仕留めるけどな!」

頼もしいな。



「ゲインもレベル上がってるはずだぜ?成長点割り振っとけよ。」

ふむ、ステータスを確認する。


名前:ゲイン

種族:人間Lv4(10/16)+3

才能:【器用貧乏】:【一番低い能力値】+1。sc+1。

基礎能力値(残り成長点:6)+6

【STR:15】+3【VIT:15】【AGI:15】

【DEX:25】【INT:15】【MND:15】

【LUC:10】

スキル(残りsc:6)+6

【調合:1(0/2)】【植物知識:1(0/2)】【生産適性:1(0/2)】

【水魔法:1(0/2)】【土魔法:1(0/2)】

【目利き:1(0/2)】【値切り:1(0/2)】【採取:1(0/2)】

【】【】


お、レベル3も上がったのか。

アントLv10の経験値は10だったらしい。

チッポLv1が1だと考えるとすさまじいな。

まぁ俺がアントLv10と戦っても勝てなさそうだが。



「なぁ、アビリティってどうやって使うんだ?」

さっきケンタが使っていた<スラッシュ>は斬撃系武器の最初のアビリティだ。

俺の持っているのは【水魔法】と【土魔法】そして【調合】のアビリティ


アビリティ

【水魔法】<クリエイト・ウォータ>

【水魔法】<ウォータ・ボール>

【土魔法】<クリエイト・ロック>

【土魔法】<ロック・ボール>

【調合】<調合術・初級>



「どうって、普通にアビリティ名を呼ぶだけで使えるぞっ!

剣技能のアビリティなら剣を持っているとかものによっては条件があるけどなっ」

ちなみにAMOでは、強制チュートリアルはないが訓練所に行けば戦い方を教えてもらえる。俺は時間が惜しかったので行かなかったが。



「なるほど、結構簡単なんだな。<クリエイト・ウォータ>!」

<クリエイト・ウォータ>を使うと俺の体から出た魔力?が輝きながら文字を紡ぐ。文字だよな?読めねぇけど何語だ?

スキル習得の時に【詠唱短縮】とか言うスキルがあったから詠唱させられると思ったら魔力が詠唱の代わりをしてくれるらしい。



詠唱が完了したのか魔力の文字が弾けると同時に、手のひらに水の塊が浮いてた。

「おっ」


そのまま落ちたけど。



「クリエイトって最初に来るのはその属性を生み出すだけだから戦闘には使えねぇぞっ!<ライトボール>!」

ケンタは手のひらに生成された光の玉をぶん投げる。

え、そんなアナログな飛ばし方の攻撃魔法なの?


自分で加速してるであろう光の玉は木に当たると木を揺らす衝撃だけ残して消えていった。



「おぉ!」

早速俺もやってみる。



「<ウォータ・ボール>!!」

水の球が生成される。

ちょっと迷ったが掴んで投げてみた。

水だけど掴めたあたり魔法なのだろう。



俺の投げた水の球は、木々をの隙間を抜けて飛んでいった。



バシャッン

水の弾ける音がする。

<【水魔法】がLvアップしました!>



「げっ、やばいかもっ!?」

慌てた様子のケンタが武器をなおして逃げる準備をしている。



何事かと改めて水の弾けた方をみると、

びしょ濡れのアントの”大群”がこっちに向かっているのが見えた。

箱「アントさん激おこっす。」



名前:ゲイン

種族:人間Lv4(10/16)+3

才能:【器用貧乏】:【一番低い能力値】+1。sc+1。

基礎能力値(残り成長点:6)+6

【STR:15】+3【VIT:15】【AGI:15】

【DEX:25】【INT:15】【MND:15】

【LUC:10】

スキル(残りsc:6)+6

【調合:1(0/2)】【植物知識:1(0/2)】【生産適性:1(0/2)】

【水魔法:2(2/4)】+1【土魔法:1(0/2)】

【目利き:1(0/2)】【値切り:1(0/2)】【採取:1(0/2)】

【】【】


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