01話ーVRMMOとプロローグ
今日は世界初のVRMMORPGゲーム、アビリティマッチオンライン、AMO通称アモのサービス開始日だ。
ゲームセンターや医療用展示用などの企業向けのVR機器はあったが、家庭用のVR機器は販売されていなかった。
法律的な問題もあったが、価格面での問題が大きかったと言える。
値段をだいぶ抑え最終的には10万円にまで、値段を抑えて販売を開始。
販売当初はヴァーチャル空間でスポーツをするタイプのゲームしかなかったが、今日ようやくMMORPGがサービスを開始する。
格闘ゲームなどはスポーツとともにでて人気をはくしていたが、リアルな体の動きで人と殴り合いをするとあって、人を選んだらしい。
本当ならスポーツゲームではなく俺もアモのβテストに参加したかったが、倍率が高く残念ながら参加できなかった。
知り合いはそんな俺を煽りに煽り、βテスターとしてプレイしまくっていたというのに・・・。
情報を聞き出すために耐えてきた日々も終わりをつげる。
キャラメイクは先に終わらせているので時間が来ればログインが可能となる。
ヴァーチャル空間で、AMOへのアクセスが出来る時間を待つ。
ログインしたらまずは知り合いとの待ち合わせ場所にいって・・・と、ゲーム内での予定を考えているといつの間にか時間になったようだ。
体が光となって消えていく・・・ログインだ。