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VRMMOの剣と魔法と才能と  作者: 箱猫
〜AMO正式サービス開始〜
15/19

14話ースラム街と迷子

ちょこちょこ説明入れたら文章へんなったなぁ・・・もしかしたら書きなおすかも?

内容は多分変わらないです。

まずい・・・。



俺は公式ギルドという施設に向かっていた。

公式ギルドとはPLが作ったギルドではなくNPCが設立し管理しているギルドだ。

おっちゃんに余った回復薬売れるか聞いたら質の悪いものは、ギルドのクエストで買い取ってる奴がいるからそれを利用したほうがいいと教えてくれた。


おっちゃん、NPCジョークとか言うけどいいやつだったな・・・。



ケンタに案内された場所の一つだ。

場所は覚えている。

と、思っていたんだが・・・何故だ。

目の前には門があった。



街の端っこまで来てしまったらしい。

ギルドは街の真ん中の方だったはずだ。

取り敢えず広場に行こう。あそこは街の中心部のはずだ。




街の中心に向かって進んでいたはずなのにいつの間にか俺の前には城壁がある。

途中でなんか壁が近づいてるなぁっとは思ったんだが・・・近道しようと細い道に入ったのがまずかったのかもしれない。


いや、その前にあれこれ食材を買ったのが悪かったかもしれない。

ちょっと腹が減ってきてたし、このゲームで飯を食えば味がするのだ。

苦い薬を飲めば苦そうだがな。



もうチョットしたらログアウトして昼飯食う予定だし・・・ここでいくら食っても腹は膨れないが、スタミナの上限が最大で2倍まで上昇する。

満腹度がスタミナに影響するらしい。


食わなくてもスタミナが基本値のままなので問題はないが、スタミナが倍ということは連続攻撃などが倍できるということだ。

戦士職は満腹にしておきたいだろう。

それ以上に美味いもん食っても太らないとかで、女性が喜びそうだが。



スタミナとは、そのまんまスタミナだ。

走ったら減るし、物理系アビリティを使えば減る。

だが魔力と比べればすぐに回復する。

調合してる時も少しだがスタミナ使ってた。

体を行使すると減るようだ。



と、食いもんとかスタミナの話してる場合じゃなかった。

食材中心に買ったけどチッポの手羽先うまかったなぁ・・・。



そんなこんな考えながら現実逃避してるのも、何やら建物もみすぼらしいというか、見るからにスラム街っぽい印象を受ける場所についたからだ。



しかたがないので道を聞こうとNPCに声をかけてみた。

服装から見てここの住人だろう。少し服装が汚い少年だ。



「なぁ、ちょっと道をk」

「!?」

背後から声をかけたからかちょっとはねた。面白いな。



「おまえ、どうやってここまできた!」

なんだろ・・・がるぅぅっと唸り声が聞こえてきそうなぐらい警戒されてる。


「どうって・・・公式ギルドにいこうとして気がついたらここにいたんだが・・・」

恥ずかしいこと言わせやがって・・・いや、もしかしたら公式ギルドのすぐ裏でそれならすぐそこですよーっと教えてくれるかもしれない。

よくあるパターンだ。あるよな?



「嘘つけっ!!公式ギルドなんて、街の真ん中じゃねぇか!!」

あぁそういえばそうだったな。

でも建物でかいしありえるかもだろ?




「そんなこと言われてもなぁ・・・」

うーん、この野良犬みたいな警戒心出してる子以外近くに人見つかんねぇしなぁ・・・。

なんとか警戒を解かせて公式ギルドまでの道を聞きたい。



野良犬・・・あ、ピキーンっと来た!

「じゃぁこれやるからちょっと道教えてくれねぇか?」

鞄から「リンゴ」を取り出す。

さっき、果物も結構買っといたからな。重量制限で20個しか買えなかったが。

ちなみにリンゴLv6は、24Gだった。

俺の持つ【目利き】でNPCからの購入品はLv+1され【値切り】で購入額が1G減った値段だ。


果物や野菜を500G分買った。

Gっていうのはゲームマネーの単価な。

元々1000G持ってたから半分ぐらい使ったが、チッポの手羽先もうまかったし、他のものも美味いだろう。惜しくはない。


「なっ!?そ、そんなもんで・・・」

何やら拒否っぽいこと言ってるが、よだれを垂らしながら俺が持つリンゴを凝視している。


試しにリンゴを横にすると・・・

野良犬君の首も横を向く。



ほぅ・・・面白いな。



そうこうして遊んでいると、「ぐぅぅぅ」っと聞こえてきた。

そろそろトドメと行くか。


リンゴを野良犬君の目の前にまでもってきて

「ほーれほれ、やせ我慢は良くないと思うぞ」

ここまで近づけた時点でこいつの警戒心は解けてる気がする。

なんか泣きそうな顔してる。

多分心のなかで何やら葛藤があるんだろう。



「お、おまえ・・・なにもんだ!」

「なにもんって言われてもなぁ・・・俺は・・・通りすがりの異世界人(プレイヤ)だ」

異世界人(プレイヤ)というべきか、迷ったが、他に何者かと聞かれてもわかんねぇしな。

ん?通りすがりだぞ。間違いなく通りすがりだ。




「黒い奴らの仲間じゃねぇんだなっ?絶対だなっ?」

なんか語尾の感じが、友人(ケンタ)っぽい気がする。

やっぱあいつは子どもと同類だったか。


黒い奴らってなんだろ・・・わからんが俺では無いだろう。

あ、あのニンジャ黒かったな、仲間じゃないしいいか。


俺が適当に頷くと、リンゴをひったくってムシャムシャ食いだした。

ふっ、契約成立だな。

やっぱ、ケンタっぽいやつにはだいたい餌付けが効くなぁ。



げっ、芯まで食ったぞこいつ!あれ食えたのか!?

それともどんだけ腹減ってたんだ?

「な、なぁ。道は教えてやるから・・・もう少し食いもん分けてくれねぇか?友達にも食わせてやりてぇんだ」

へぇ・・・でも、それやっても俺に得無いよな?さっきので道教えてくれるんじゃなかったっけ?

いや、そこまで外道じゃないし、やるのはいいけどね!



<「クエスト:スラム街の案内人」を開始しますか?>

え?これクエストなのか?



【クエスト】スラム街の案内人

クエスト報酬:案内人(スラム街)・NPCガンマとフレンド登録

クリア条件:NPCガンマに食べ物を納品

失敗条件:12時間経過



条件がアバウトだな。

まぁさっきの勢いならなんでも食いそうだけど。



そんなことより報酬の案内人っていうのが気になる。

すごく大事なものな気がする。

あとガンマって誰だ?

クエストの発生条件は、スラム街に到達して、子供のNPCに食べ物を食わせることです。

スラム街への到達が厄介だけどそのへんはそのうち書きます。

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