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私は、淳さんを探していると、淳さんの、声が聞こえた。なにやら、誰かに問いかけるように。

(誠、おらぬか?ちょっと頼みたいことがあるのだが。)えっ?おんなじ名前だよね!その誠って人が、淳さんの現世ってこと?

(なんでしょう?ご先祖様。)

誠らしき人物が、淳さんのもとに駆けつける。

(あれを、聞かせてやって貰いたいんだが。あそこにいる人に。)

なんのことを話してるんだろう?私には区別もつかないや。そう思いながら、待っていると…。

「あなたが、桜椿さんですよね!桜椿子さんの現世。俺は、徳本誠。誠って漢字が違うだけ。ご先祖様に、頼まれて今から前世の話をするんだが、いいか?」

えっ、そういわれても…。私には、何か何だか…。まぁ、聞いて見よう。私は、頷く。

「じゃぁ、話す。」


~前世の話~

江戸時代末期、徳本淳は、この村の貴族みたいな人がいた。つまり、遊び人?みたいな人。一方、桜椿子という、歌や躍りを見せる白拍子がいた。ある日椿子は、その貴族のもとに、いくことに…。

"今日の都に浮かぶ月、今日か今日かと待ち遠し、池に浮かぶ草や亀~"

一つ一つに、振り付けがあり、淳は、一番に椿子が、目につき、一目惚れをしたのだ。椿子もまた、淳に目を奪われ。そんな中、終わって。淳は、椿子に話しかける。

「そのもの、名前は?」

と…。答えるわけもなく椿子は、笑顔を見せて、かえって行った。椿子は、名前を、教えることは、芸者として、してはいけないことだからだ。


ある日、淳が、散歩をしてると、ある日あったあの人を見つけたのです。

「あっ、あなたは、あのときの。名前を教えておら得ぬか?」

もう一度聞いてみた。もしかしたら教えてくれるかも知れない。

「私は、桜椿子です。この前は、芸者の決まりに、名前を教えてはならないという決まりがあり、あんな態度をとってしまい、すいませんでした。」

と、謝る椿子。淳は、又々、君を好きになってしまった。君はどこまで好きにならせるんだ。そう思った。椿子は、もっともっと淳のことを好きになるんじゃ無いかと、思う。

「椿子、我の妻になってください!お願いします!」淳は、膝まずいていう。それだけ、好きになったんだから。椿子は、自分だけがただただ好きになってるんじゃないかと、思っていたのだ。でも違った。淳も、好きだったのだ。

「はい、お受けします!よろしくお願いします!」

椿子は、淳の求婚にどういしたのだった。


数ヶ月後、椿子は病にかかったのだ。医者でも直せない大きい病だったのだ。かかって数日後椿子はこんな言葉を残して死んでしまった。

「淳、わ…わた…しわ、ら…来世…で…、あなた…と、一緒に…なりたい…。」

こう残して…。


椿は、話が終わった後泣き崩れた。誠は、私を慰めてくれる。私、誠のこと好きになりそう。



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