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作者: 山梔子

【設定】

・聖遺物

聖遺物とは、キリスト教における聖人の遺物を意味するのではなく、人々から膨大な想念を浴び意志と力を得た器物を指す。その想念は種別を問わず、信仰心や怨念等、どのような形でも力を得れば聖遺物と呼べる物になる。聖遺物は一人につき一つしか契約できない



・エイヴィヒカイト

エイヴィヒカイトとは聖遺物を人間の手で取り扱うための魔術のことで、エイヴィヒカイトには活動、形成、創造、流出の四位階が存在する。また、エイヴィヒカイトは四種の武装形態に分類される。これは血液型のようなもので、使い手の性質、聖遺物の特性により先天的に決まる


・エイヴィヒカイトの四位階

活動アッシャー

聖遺物を行使するエイヴィヒカイトの第一位階

術者の魂と融合をした聖遺物の特性・機能を、限定的に使用できる位階。

例えば剣などの刃物であれば、刃物の特性である「切断」の機能として、“触れることなく物を切る”異能を行使できる。

この位階の時点で身体能力は常人より遥かに高くなっているものの、聖遺物の力を扱い切れているとは言えず、能力の暴走の危険性が高い。


形成イェツラー

聖遺物を行使するエイヴィヒカイトの第ニ位階。

術者の魂と融合した聖遺物の武器具現化。及びそれを可能にする状態を指す。

人と魔術武装の霊的融合が成されることにより、この位階に入ったものは五感の超進化など人の範疇から外れた超人となる。

常人には対抗不可能とされるその脅威は、大きく分けて以下の三つ、怪力と肉体的頑強さ、第六感の鋭さが上げられる。


創造ブリアー

聖遺物を行使するエイヴィヒカイトの第三位階

聖遺物を用いた戦闘における必殺技を習得する位階。この位階に達した術者は、心の底から願う渇望をルールとする“異界”を作り出す能力を得る。心の底から願うといっても、それは常識などを度外視した「狂信」領域であることを要し、この領域に達したものは一見理知的でも、根本的に常識とかけ離れた価値観、常識を持つ者が多い。言うなら創造位階に達した時点で重度の厨二病

また、発動時には形成・創造時の能力(能力そのものに姿が変わることが含まれるもの)に関わらず、形成時とは若干身体的特徴に変化が出ることもある。


人が抱く渇望には求道と覇道の類別がされており、どちらの渇望を持つかで創造の能力が 求道型 と 覇道型 に大別される。

しかし、渇望の類別は意外に曖昧な部分があり、求道と覇道の性質を両方持っていたり、どちらかわかりにくい創造がちらほらあったりと微妙にハッキリしない。


流出アティルト

聖遺物を行使するエイヴィヒカイトの最終位階。

創造位階の能力によって作り上げられた“異界”を永続的に流れ出させ、世界を塗り替える異能。

ただし、実際に世界の総てを塗り替えるためには、単に流出を行うだけでは足りず、座を掌握してそこで流出を行う必要がある。そのように、座で流出を行い、世界を塗り替えた者を神と呼ぶ。

ただし、真に自らの“異界”を流出させて世界を変えることができるのは、覇道の渇望をもつ者に限られる。

求道の渇望を持つ者は、自らの内に展開した“異界”が永劫閉じないようになり、術者自身が世界の理から外れた完全存在となる。



・武装具現のタイプ


人器融合型

肉体を聖遺物と融合させる。

攻撃力に特化し、全タイプ中最高の身体能力を発揮する。しかし 聖遺物との同調率が高くなるほど極度の興奮状態となっていき、 理性的に判断することが困難になる。そのため、爆発力は高い反面、格下から足をすくわれ易いタイプでもある。

性格としては好戦的で破壊的な者、刹那主義者や享楽主義者などがなりやすい。聖遺物は、拷問や処刑に使用され、怨念を餌にした物が大半


武装具現型

聖遺物を刀剣などの武器として扱う。

基本形でありバランス面で優れ、特筆すべきメリットもデメリットもない。突出した点も穴もない特性上、実力以上の力は発揮できないため、未熟な者は決定力のない器用貧乏だが、強い者は万能となり隙がなくなる。主従関係がはっきりしているため暴走・自滅の危険性が低い。

性格としては職業的な戦闘訓練を受けた者、現実主義者などがなりやすい。聖遺物は、武器・兵器などの戦闘における道具として使用され、血を吸った物が大半。


事象展開型

魔術や呪術のような働きをする。

物理的破壊の顕現ではないため攻撃力は低く、中には攻撃力が皆無の者もいるが、反面防御や補助に優れており、殺すことが困難。融合型と組んだ場合は非常に危険。

性格としては理知的で聡明な者、探究心と神経質な拘りを持つ者など、学者・芸術家タイプの者がなりやすい。聖遺物は、書物や芸術品など、作者の狂的な情熱を餌にした物が大半。


特殊発現型

上記のいずれにも属さないか、または複数の性質を持つ。他を上回る強大な力を発揮することもあれば、状況次第では全く役に立たないこともあるなど、非常に不安定なタイプ。

性格としては特定の物事や人物に囚われて盲目的になっている者、純度の高い宗教家や復讐者がなりやすい。聖遺物は、質の浄不浄に関係なく、信仰を餌にした物が大半。






・渇望の種類


求道

求道型は内に向かう渇望であり、言葉にすると「~~になりたい」といった渇望が該当する。

求道型の創造は自分自身を創り出した法則で満たし、一個の異界となる。

自分という一点のみに絞って発動するため理として非常に強固。自身の強化を特徴とするため一対一の決闘に向いている。創造の名目通り、より必殺技と言えるだろう型。

物語中ではさらに大きく分けて二つのパターンがあり、自分に何らかの能力を付加するものと、自分の存在そのものを一時的に作り変えるもの



覇道

覇道型は外に向かう渇望であり、言葉にすると「~~したい」といった渇望が該当する。

覇道型の創造は自分の周囲を創り出した法則で染め上げ、異界とする。純粋に周辺に一定の法則を付与するだけでなく、自分の周囲に何らかの物を出現させるもの、周囲のごく一部のみを異界とする者も存在する。フィールド変換魔法のようなもの

他者を自分の理に巻き込む以上、他者からは抵抗されるのが常であり、求道型のような強さは得られない。一方、無条件で大勢を巻き込めるため一対多の集団戦向き。ただし周囲の者ら全てを自分の世界に取り込んでしまうという性質上、味方がいる場合は味方も巻き込むことが多い。

また自分の世界に自分の許容量を超える人を取込むと、その者らの抵抗が過負荷となり創造の効力が落ちる、最悪創造が破壊される

また、覇道型同士が戦うと二つの異界がぶつかり合うことになり、その場合は単純に両者の力と力の比べあいになる模様。当然、流出と創造で同様のことが起こった場合は流出の理が勝つ。

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