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ヒマワリが風に揺れている

作者: 逢乃 雫

ヒマワリが

風に揺れている


風は容赦なく

吹きつけて

その身は揺れても


大地から

一本の背筋を

ぴんと伸ばして


立ち向かうように

真っ直ぐに



ヒマワリが

太陽に微笑んでいる


陽射しは容赦なく

照りつけて

灼けつく暑さの中


決して

太陽から目を

逸らさずに


全てを受け容れるように

真っ直ぐに



真っ直ぐに

立つことができれば

たとえ揺れても

倒れにくい


その代わり

折れないように


揺れてもいい


時には

支柱に頼っても

いいから


風を感じながら

しなやかな

強さを

身につけられたら



真っ直ぐに伸び

太陽に顔を向ければ

できる影も少ない


ならばその光を

めいっぱいに浴びて


心にさす影も

溶かしてしまおう


太陽は

ずっとみつめるには

眩しすぎて


だから

夜がある


月のやさしい光に

ひととき休んで


朝が来たら

また太陽の力を

その身に浴びよう



あの青い空に向かって

真っ直ぐに

伸びていくように


あの灼熱の太陽に向かって

真っ直ぐな

まなざしで

微笑むことができるように


そんな生き方が

できたら

 


ヒマワリが

風に揺れている


その根元は

しっかりと大地を

つかみながら


夏は

まだまだ、

これからだから。















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― 新着の感想 ―
[良い点] ぼくはひまわりの茎《くき》 ご主人様はひまわりの花びら達 気高く金色《こんじき》に輝く黄色い花びら達 ご主人様にはおひさまが必要だ どうしてなのか知らないけれど そんな事はどうで…
[良い点] 初めまして、竹目樹本と申します。 とても素敵な詩、本当に有難うございました。 この所猛暑続きですが、それに立ち向かう勇気貰えた感じがして読後感最高でした。
[一言] 暑い日が続きます。 向日葵もバテてしまうかもしれませんね〜。 元気に咲いてね!
2022/07/02 08:27 退会済み
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