表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

No,5

最終話になります。是非最後までお付き合いください!

 私は、今すごく小さい村で薬屋見習いとして生きています。昔、私がまだ小さかったころ家の庭で一人いつも通りお花と遊んでいたら急に海に行こうと誘ってくれた人がいました。そして、初めて海を見て美味しい魚の煮つけを食べさせてくれました。でも、そのあと急に車椅子ごと船に乗せられて、彼は私を置き去りにしていきました。あの時は意味が分からなくて怖かったけど、今思い出すとお兄さんは凄く悲しくて苦しいような、そんな顔をしていました。私は必死にお兄さんに叫んだけど、それをかき消すくらいの銃声が聞こえました。私は殺されるかもしれない。そう幼いながらに感じました。でも、お兄さんが全身を撃たれながら銃を持つ人達に立ち向かって、私を守ってくれました。わけも分からなくて、陸が小さくなってもずっと心臓が音を立てていました。全く見たことのない船着き場につく頃には、もう日が完全に落ちていて真っ暗でしたが船のおじさんが、ゆっくりと話をしてくれました。お父様が国に狙われていること、私も殺されているかもしれなかったことも。全部教えてくれました。そして、お兄さんにもらったという金貨3枚を私にくれて、「その命、無駄にしちゃダメだ。」そう告げて去っていきました。仕方なくポケットに金貨をしまうと、そこにはすでに金貨が2枚入っていて、これもお兄さんが入れてくれたのだと思います。

 そのお金をつかって、数日はご飯を食べられましたが、それも2週間ほどで底をつきました。もう、おなかが減って死んでしまうというところでおばさんとおじさんに出会い、今は二人の営んでいる薬屋を手伝って生きています。お花が好きで、その薬草としての知識も生かすことができています。あの時のお兄さんに感謝の言葉を伝えたいです。お二人にたどり着けたのは、金貨と一緒に入っていたお兄さんのメモのおかげです。そこには感謝と謝罪の文が書きなぐられていました。私が、こうして何があったのか報告をしているのもお兄さんの願いなんです。だから、長話しちゃってごめんなさい。そして、お兄さんを愛してくださりありがとうございます。お兄さんに言われた通り、お二人が生きていた証は私です。そして、お兄さんが生きた証も私です。どうか安らかにお眠りください。


青い瞳の心優しい少女は今日も花に囲まれて毎日を懸命に生きている。

今彼女の周りには綺麗な『スズラン』が咲いている。


~スズランの花言葉、再び幸せが訪れる~


読んでいただいてありがとうございました。

文章も拙く、展開も早くと読みにくいなか最後までお付き合いいただき感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ