表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/26

追及

令和初投稿です、とはいっても平成の内に書いてるんですけどね、内容はそんなに進んでいません。

『こちら●●、目標を確認、宇宙船で帰還しています』

『ちっ、あいつらこっちが帰りも送迎すると言ったのに』

『どうしますか?』

『基地の確認をしろ、被害とあれに気づいているかどうかのな』

『了解』

()()()()()()()()()ファデルは基地での出来事を視目に説明していた。

「とりあえずあのボトルは超研の方に解析にやりましたよ」

「それが妥当だろうね、それにしてもファデル君はなんでまたあんなの持ってるんだい?」

「あんなの?」

「ええと、クリエイティブシステムボックス、だっけ?」

「ああ、この宇宙船と一緒に()()()()()んですよ」

「買わされたんだ」

『こちら●●、基地の確認完了』

『それで?』

『Bエリアの道の途中にクレーターのようなものが、それとDエリアの1番倉庫がつぶれていました』

『地下は?』

『入られた形跡があります、飼育ゾーンの猿もいません』

『分かった』

「ふむ、こちらが地下施設の存在を知ったのがばれたみたいですね」

「どうする気だい?」

「言っても良いですかね?これくらいだったら大丈夫だと思うんですけど」

「僕はグレーだね、まあ君が決めるといいさ」


ファデルは宇宙船をこの星に最初に来た時に着陸したのと同じ場所に降ろし、ラダクトにある国々の代表が集まった議事堂を訪れた。

「これは、鬼神会のお二方、ご無事でしたか」

「ええと、あの代表はどこに?」

「私ならここにいます」

軍事基地を管理していた代表が前に出た。

「何かありましたか?」

「うーん」

ファデルは少し唸ってから机の上に何枚かの写真を置いていった。

「これは?」

一人が尋ねる、写真はファデルが基地の地下施設を撮ったものだ。

「これは基地の地下にあった施設です、まあご覧の通りあまりよい目的のために使われているようではありませんが」

そう言ってファデルは更に地下施設に保管されていた資料の写しを机の上に置く。

「なんと!こんなことを!!」

「最新の兵器から、生体兵器まで研究しているようですね」

「ふふ、本当にこれを地下で撮ったというんですか?何かの間違いでしょう」

「ほう」

ファデルは小型の端末を取り出しボタンの一つを押した、すると端末から先ほど宇宙船で盗聴したヘリの操縦士と代表の会話が流れる。

「明らかに何か気にしているようですが」

「これはどういうことですか?」

一人が代表に詰め寄る。

「ファデル様といいましたか、これはなんのつもりですか?あなた方鬼神会は基本世界に対する干渉は最小限だという話でしたが」

「認めるというのか!?」

詰め寄った者が驚く。

「単純な話ですよ、これを地下で発見したから聞きたかったんです」

そう言ってファデルは例の黒い液体の入ったボトルを撮った写真を見せる。

「これを近くにいた倉庫で保管されている量産型ロボットとは明らかに違うロボットと一緒に発見しました。代表これは()()()()()()()()()?」

「ふん、知りませんな。しかしファデル様それなら何も地下で見つけたと言わなくても良いのでは?」

「そのような報告を()()()()にするメリットはありません、だから事実を話しています」

「先ほども申しましたが鬼神会は世界の干渉を嫌う、これは加干渉なのでは?」

「そんなことはありませんよ、別に僕達はあなたの国がやっていることについては何も言いません、裁くのは()()()()()()()です」

代表が振り向くと、ラダクトの代表達が全員立っていた。

「この写真を本物としあなたの基地を調べさせていただきます」

「ふん、好きにするがいい、どうせもぬけのからだからな」

代表はそれでも余裕を崩さなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ