太陽の灯りに解ける
太陽の灯りに解け込むように
終わりの眠気に身を委ねる
そんな理想で 恐怖を祓う日常を
素通りした未来に花を捧げよう
夢の中で
「もう死んでるんじゃないか?」
意地悪な問いに
確かめる術など其処には無くて
闇の中で
後悔すら感じないくらい
ただ 怖かったんだ
怖かったんだ
大事なあなたを忘れていたから
太陽の灯りに呼び戻されて
記憶の冷気に身を慄わす
塞いでいた過去を 愛を 許すこと
夢の中で
「また遊ぼうじゃないか」
意地悪な答え
抱きしめる術すら此処には無くて
闇の中で
過ちに気づかないほどに
まだ 手を伸ばすんだ
手を伸ばすんだ
大事なあなたを思い出したから
素通りした未来に花を捧げよう
夢の中へ
「まだ生きてるんだから」
残酷な拒絶
確かめる術など意味すらなくて
闇の中へ
後悔すら忘れるほどに
ただ 手を伸ばすんだ
あなたの笑顔を飲み込んでしまう前に
太陽の灯りに解け込むように
僕は何も思い出せないのに
頬を伝う喪失感が消えないんだ