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小4男子、ビブリオバトる  作者: らと
【第一章】小4男子とビブリオバトル
5/33

1-2-2.5 「分からないことってさ、分かりたくなるよな」

本庄「あのさ、書川ってどういうやつなの?」

司瑞「……んー、……んー……。……難しいな……」

本庄「……同じクラスなのに?」

司瑞「うーん……書川さ、一人で行動すること多いんだよ。休み時間も図書室行ったり、あとは、えーっと……散歩してたり?」

本庄「ええと、なんだっけそういうの。不思議な……『謎めいてる』? ……のクールバージョン、みたいなやつ」

観上「うーん……『ミステリアス』かなあ」

本庄「あ、そう! それ! ……そういう感じ?」

司瑞「ミステリアスかあ」

本庄「?」

司瑞「あ、いや、なんでもない!」

観上「……まあ、それでも津田が引っ張って――わりと、女子とは一緒にいたりするけど。まあ、男子は余計近付きにくいよね」

司瑞「それでも一人で読書してたり、……なんていうかな、あんまり『仲間に入ってる』って感じじゃないんだよな、書川」

本庄「ええと、それって……」

司瑞「あ、ハブられてるとかじゃなくてさ、なんていうか……書川、他人(ヒト)と話すの、あんまり好きじゃないみたいでね?」

観上「そうだね。前にここで話しかけた時――司瑞、()な顔されてたよね。書川に」

司瑞「もー、その話はいいだろっ」

観上「はは、ごめんごめん」

本庄「そっか。……それなら余計、分からないよね。書川のこと」

司瑞「……そうだな」

観上「――ねえ。本庄は書川のこと、分かりたいって思う?」

本庄「できれば……、うん。分かりたいかな」

観上「分かりにくいのに?」

本庄「うーん、なんだろう。……分かりにくいから?」

観上「はは、なにそれ」

司瑞「まあ、……分からないことってさ、分かりたくなるよな。知識も、人間(ヒト)も――おれ、知らないこと、全部知りたいって思っちゃうからなー」

観上「……まあ、悪いことではないと思うよ」

本庄(司瑞、ちょっと悲しそう?)


本庄「……あ、えーと――じゃあさ!逆に『分かりやすいひと』ってどんな感じだろう?」

司瑞「津田みたいなのじゃないかなあ」

観上「津田みたいなのじゃないかなあ」

本庄「ああー……」



津田「へっち!」

緩井「大丈夫? ティッシュあるよ。使う?」

書川(髪の毛、くしゃみと連動した)

後書き部分で追記するにはあまりにも本編な幕間エピソードなので台本形式だけど本編扱いでヨロシク


2018/06/28 タイトルちょっと縮めました

旧「分からないことってさ、分かりたくなるよな。知識も、ヒトも」

新「分からないことってさ、分かりたくなるよな」

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