初期設定 その1
皆さん初めまして、初投稿させていただきます白闇守と書いてシラヤミノカミと申します。
文は短く誤字脱字などあるかと思いますが、気長に投稿する予定ですので、お付き合い頂けるようよろしくお願いいたします。
「ステータスオープン」
少年の前にステータス画面が表れる。
名前:□□□□ □□□□
種族:人間
性別:男
年齢:17∞
HP :∞
MP :∞
体力:80000
知力:50000
力 :120000
敏捷:100000
器用:30000
加護 :錬金術の神の加護
:武芸の神の加護
:生命の神の加護
:創造の神の加護
少年は、画面に目を通す。
1つ1つ画面の中の単語を確認するかの様にクイックしていく。
名前:□□□□ □□□□
この世界では、名前は決められていません。
名前を設定しますか?1度決めてしまうと、この世界での変更はすることができません。
少年は、現在名前を必要としていないのだろう。
興味がないかのようにスルーした。
種族:人間
性別:男
この少年は、人間の男であることは間違いないようである。
年齢:17∞
年齢は17歳そして後ろに∞がついている。
年齢は17歳で間違いないのだが、∞つまり無限のマークがつくことにより、不老不死を指している。
HP:∞
MP:∞
HP生命力というべきものである。
MP精神力というべきものである。
両方とも∞マークになっているのは、不老不死だからであろう。
体力、知力、力、敏捷、器用については数値の基準がどのように表されているのかよくわからないのである。
地球一周トライアスロンを休まずやれと言われれば 出来ないこともないし、 500ページあるほどの本を 、一字一句間違えずに覚書写すことが出来るかと言われればやれないこともない。
10トントラック荷物満載で突っ込んでくるのを片手で止められそうだし、マシンガンで狙い撃ちされても全てキャッチできるだろう。
シャーペンの芯を使い龍虎の闘いの図を彫ることも可能である。
ただどのような基準で数値になっているのだろうか不思議である。
少年は考え込んだが、わからないものはわからないので次の欄を見た。
次の欄は神様の加護の欄である。
錬金術の神の加護をクリックすると3つの項目が出てきた。
1つは錬金術、1つは錬金袋、1つは鑑定である。
錬金術は科学的に物質の形を変えたり、組み合わせたり、混合させたり、分解することができるが、物質そのものを変えることが出来ないとある。
物質の形を変えるとは、例えば鉄の塊があったとして、形を変えることで純鉄のフライパンが出来る。
しかし、柄の部分の木がないので材木を持ってこないと柄がついたフライパンにならない。
鉄の塊つまり鉄塊と材木を組み合わせることで柄がついたフライパンになる。
混合とは、合金などを作ることが可能である。
鉄とクロムとニッケルを合わせてステンレスを作ると言ったことが出来る。
逆にステンレスから鉄とクロムとニッケルに分けることも可能でこれが、分解である。
なので鉄塊だけでステンレスを作ることが出来ない。
つまり、物質を変えることができないのである。
錬金袋とは袋と書いてあるが、実際は袋のような形で存在しているのではなく異空間に納めるようなイメージである。
なので手ぶらでもなんら問題なく納めることができる。
納めることのできる量が天井知らずで、納める数も天井知らずである。
一つが納められる大きさは決まっていて1000m3である。
普通の家一軒なら簡単に納めることが可能である。
どんな物でも納められるかと言うと自分の物は納められる、そして誰の物でもない物も収められるが他人の物を納めることは出来ない。
それがたとえ家族の物であってもだ。
仮にAさんの物をBさんが盗んだとしよう。
AさんがBさんに盗まれた物を放棄したり、忘れない限りBさんの物にはならないというような設定になっている。
固体に限らず、液体、気体も納められるが、特に気体のみ納められらとしても取り出した時に安定しないので、気体のみはほぼ無意味であると思う。
納めたものは時間が止まるので温かいスープは温かいままに、冷たいかき氷は溶けないまま保存することが可能である。
そして生き物も可能である。
可能といっても動物までで、人は不可能であるが髪の毛とか爪など他人の所有を離れたものは可能である。
他人の飼っているペットや家畜はもちろん不可能となる。
納めたものはアイテム一覧表として表示される。
一覧表は、5つの欄に別けられてる。
1つは[納め品]1つは[持ち物]1つは[特別品]1つは[装備品]1つは[ゴミ箱]である。
[納め品]とは、1度納めたものをとりあえず置いとく場所である。
[持ち物]とは、[納め品]から分別したものを置いとく場所である。
[特別品]とは、他人に譲渡できない少年専用の物を置いとく場所である。
[装備品]とは、すぐに出したいものを装備して置いとく場所である。
[ゴミ箱]とは、壊れたものやいらない物を置いとく場所である。
錬金袋の特徴はもう1つあり、[納め品]の中で分別、[ゴミ箱]の中で分解、混合が可能なことである。
いらなくなったタンスを処分するというのを例に挙げてみよう。
タンスは桐で出来ていて、取っ手は銅で出来ている。
中身は木綿の服と絹の服が入っていて指輪も入っていた。
タンスを[納め品]に納めると、納め品1というスペースが出来上がり、そこにタンスが入る。
納め品1というスペースの中でまず、5つに別ける。
タンス本体と取っ手、木綿の服と絹の服、そして指輪。
指輪を[持ち物]の欄に[指輪]の欄を作り納める。
残り4つをゴミ箱に移動する。
タンス本体切り別けて同じ大きさの板にし、ニスや接着剤を分解する。
[持ち物]の欄に[材木]の欄を作り、[桐の板]として納める。
取っ手は塗料と銅に分解させ、銅を混合させ銅のインゴットを作る。
[持ち物]の欄に[インゴット]の欄を作り[銅]として納める。
木綿の服と絹の服はそれぞれ分解混合し、木綿の反物と絹の反物を作る。
[持ち物]の欄に[布]の欄を作り、[木綿][絹]として納める。
残った服のボタン、紐、ゴム、ニス、接着剤、塗料などは、そのままゴミ箱に置いておく。
暇な時に残った物をまとめて焼却処分すればいいわけである。
初期設定まだまだ続きます。
初期設定の苦手の方は本編投稿まで今しばらくお待ちください。
パソコンの投稿では無いので期間が長くなってしまいますが、何卒よろしくお願いします。