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誓い

金曜日に二人とも有給を取って引っ越し作業をして、土日で荷物の整理や、買い出しをする予定を組んでいて本当に良かった。

とても仕事をする余裕など無かった。

目が覚めたのは9時頃だったと思う。

どちらからとも無くおはようと声をかける。

「酷い顔だね。」

Nがそう言って笑った。

確かに酷い顔だった。顔も瞼もパンパンに膨れている。

「本当だ。二人とも酷いね。」

「うん。」

二人で笑いあった。

「御飯を食べて、整理を始めようね。」

「うん…。N、大丈夫?」

Nは頷くと、忙しい方が忘れてられるからと言った。

そうだ。昨日、始めにNが何とも無く見えたのは、引っ越し作業で忙しかったからだ。

なら、二人でたくさん動こう。

二人でたくさん喋ろう。

二人でたくさん笑おう。

不安や恐怖を少しでも忘れていられるように。

この時、そう誓った。

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