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SEASON  作者: 梅谷 雅
5/6

後日談

一週間後、俺は自分の家のベットで目を覚ました。

「ここはどこだ?」

 目をこすり俺は眠そうにしながら起きあがる。

時間は8時50分。

残念ながら学校には遅刻である。

「どんまい、オイラは起こしたんだけど四季寝てたからいっかぁってなっちゃた」

笑いながら俺の目の前にいる鳥の形をした黒龍紅にイラッとした。

「はぁ、俺が寝てる間何かあったか?」

「ひたすらメールが鳴り響いていたよ」

そうかと言い俺はケータイを見る。

 中身はSEASONのみんなからのメールであった。

しかも100件越え。

「まぁこれはあとで見るとしよう」

 カーテンの隙間から太陽の光が少し入り込んできていた。

俺はその隙間を見て、カーテンを開く。

太陽の光というものは1週間ぶりに浴びるな。

 俺は1週間前のあの闘いと同じままの服装をしていた俺は何かに着替えようかと考えていた。

黒いコートのようなものに紅いワイシャツ、黒いネクタイ。

 一見すると私服でこれはまずあり得ないから俺の戦闘……聖服とは恐らくこ宇いうものの事をいうのだろう。紅葉の場合は着物というかまぁあれは秋風家の代々伝わるものであるからあれが聖服だろう。

「一ノ瀬、お前もう起きあがって平気なんだろ?」

 窓から不法侵入者の声が聞こえる。

俺はそっちの方を向くとオールバックに20000と言う文字のサングラスを掛けている、一見するとマフィアやヤクザの方々に見えなくなってしまったそこら辺の怪しいおっさんAになった時雨がそこにはいた。

「師匠、どうしたんですか?」

「お前に言っとく事が2,3有るからな」

そう言って人の部屋に土足で上がり込んできた。

 そしてベッドの真ん前でどすんと座り、「まずはお疲れ。お前の本当の力は修行中も、そして闇との闘いの時にも見る事が出来なかったがお前はそれでもよくやったと思う。」

「知ってたんですか?」

「あぁ、あの後夕日にあってなぁ」

 時雨はそう言っていたが何故か拳を固く握りしめ、歯もキシキシとなるほどに怒っていた。

「……どうして怒っているんですか?っていうか俺にその話を詳しく教えて下さい。」

「このサングラス……通称20000年まで生きてみようスーパーグラッパーは他でもない夕日からのプレゼントだよ。」

そういうことか。俺はなんか夕日の性格が分からなくなってしまったらしい。

「で、夕日兄さんは何って言ってたんですか?」

「ここで3つの話がある。」心して聞けと目を閉じ、「1つ目はお前が夕日以外の奴と闘うときに本気どころか半分の力も使っていなかった事、2つ目はSEASONは明日から本格的に活動を開始する。」

そして最後の一つ、「俺のグラッパーをお前に買ってもらう!」

「わかった。1つ目と2つ目のだけは話し合おう!」

「3つ目は!?」

「有るわけ無いよなぁ?」

 時雨の本気の驚きに俺は本気で呆れた。

不法侵入者によって開けられた窓から入ってくる優しい風を感じながら時は流れる。

「仕方ない、ではまず一つ目の事でも聞かせやがれ。」

三つ眼を諦めてくれたようで助かるよ

「人間が普段出せる最高の力って何パーセントですか?」

俺は純粋な質問をする。これは俺の秘密を話すのに必要な事であったからだ。

「確か普段は30%位の力しか出せないと聞いた事がある。という事は100%なんてやったら大変だな」

「人事みたいにいわないで下さい。」俺は布団の温もりを求めまた布団に入る。

「はやく言えよ」

「つまり、俺にはストッパーがないんです。」

「という事は30%の力以上が普通に出せちまうってわけか」

「そうです、ですから本気でやらないのでなく本気でやりたくないんです。」

まじめに言ったものの仲間のピンチに本気を出さなかったというのは自分でも嫌になってしまう。

「もし、本気出すとどうなるんだ?」

「体の何処かが恐らく壊れるでしょう。ハルが俺の体に何かしたらしいですがそれは気にしない事にしています。」

「まっ、お前がそれでいいって言うんならそれでいいさ」

 時雨がたばこを取り出し火をつける。

その瞬間俺は、「ここ禁煙です」

そんな俺を笑いながら、「気にすんな!」

「気にしますよ!」

「さて、二つ目。明日からのSEASONの活動計画だが俺が勝手に決め解くからよろしく」

 どうせ自分の宿題やらめんどくさいものしか持ってこないんだろうな。

まぁSEASONのような変な部活の顧問になってくれるのが時雨だけだと思い俺は素直にうなずく事にした。

時雨がたばこを携帯灰皿ケースに入れ、「では、また明日から学校来るんだぞ?」と窓に足を乗っける。そして、胸元から高級そうな黒いサングラスを出し20000年サングラスを俺の部屋に置いて飛び降りた。

「嵐というかなんかひどかったな。」

俺は顔を引きつらせながらコメントを入れた。

「四季、今日はどうすんの?」

「フレンチトーストのフルコースメニュー」

「タラスパも入れて!」

 俺の渾身のボケを更にボケ倒すとは……黒龍紅め、修行で何か掴んだな。

とどうでもいい成長に俺は気づいてしまった。

「四季はこれからどうするの?」

さっきと似たような質問に俺は「フレンチトーストのフルコース」と答える。

「違うよ、オイラが聞いてんのはこれからの四季はどうやって生きていくのってこと。」

 思えばタイム・アイに幻術眼もとい闇殺しの眼を失った。

 新しい力など何もない。今ある力は黒龍紅のみ。

だが、俺は不思議と気持ちいい気分だった。

「これからの俺?」

儚くそして優しい笑顔で俺は答えた。

「楽しく過ごす!」

「そっかぁ、じゃあこれから大変だね」

 二人……いや一人と一匹は笑う。

その日以降起こる楽しみに胸をふくらませながら。


END



はい、はじめましての方もそうでない方もどうも梅谷雅です。

このSEASONという話は私の原点となる小説です。

まずは書きかた……最悪でしたよね? 自分でもよく分かっています。

なのになぜここに乗せたかというと、『自己満足』です。

すみません、まずこの話自体最近作ったものでなく6年前に作った奴です。

そのため、書き方もキャラクターのつくりも、何もかも未熟です。

今も未熟であることには変わりないですが本当に未熟ということが今見ても分かります。恥ずかしいことこの上ないですね。

ですが、そんな私でもこの話を作ったから小説をかきたいと思った、この話があったからもっといろいろなことを考えて行きたいと思った。

という気持ちがあるわけです。

この話を当時のまま載せた理由はその気持ちを忘れないためでもあると思います。

読者側からしたらいい迷惑ですよね? ごめんなさい、読みづらかったところも多々あると思いますが、これにこりず私の作る話を読んでいただけたら幸いであります。

それでは、また!!

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