表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢現の箱庭  作者: 星咲 美夜
プロローグ
1/225

箱庭の記憶

──遠い昔のこと、時間と空間を越えて夢と現を行き来する《旅人》と呼ばれる者がいた。その旅人は、あらゆる願いを叶える能力を持っていた。


だが、その旅人の存在は人々に多くは語られることはなかった。何故ならば、その旅人はいつの間にか現れては、人々の願いを叶えて何も言わずに去っていくからだ。そして、その旅人の存在は去ったと同時に誰の記憶からも記録からも抜け落ちる。



──ある時、旅人は誰かの声を聞いた。それは現から(科学によって)否定され、忘れられた幻想でしか生きられなくなった存在達の悲痛な願い。救いを求める叫び声。


旅人はその存在達の現実に同情したのか、はたまたただの気紛れか、自らの能力を使って夢と現の間に、忘れられた存在達の居場所として一つの『箱庭』を作った。



──いつしか旅人が作ったその『箱庭』は一つの島となり、この旅人は《夢神様》と呼ばれ、信仰され、存在は語り継がれるようになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ