表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

手伝

すみません、久しぶりの更新です。


サブタイトルは漢字2文字にしたいので、これでいいのです。


シグレ様に少し協力していただきました。ありがとうございました。


1話、主人公の性格にあっさりを付け足しました。

登録した次の日、ジンさんからメールが来た。

『荷物を運ぶのを手伝っていただけないでしょうか?報酬は日払いで2万円。1時間後に会社前でお待ちしております』

「……1日で2万円なら安いよな。行くか」


と、言う訳で、俺は待ち合わせ場所に行く。

「あっ、ジンさん。こんちは~っす」

「三木谷様。こんにちは。早速ですが、こちらの車にお乗りください」

ジンさんの言う通り、トラックに乗ってどこかに移動する。トラックの窓はスモーク張りのため、外の景色が見えない。

なんか危ない場所に連れて行かないか、少し不安だ…。

「あ、あの、どこに行くんですか?」

「裏サイトの登録者様のお宅です。場所は言えません」

「そうですか…あっ、じゃあこの荷物は…」

「知りたいのですか?」

「……やっぱいいです」

まさか人が入っているんじゃないよな…。あのデカいダンボール箱。


多分数時間が過ぎたころ、やっと車が止まった。

「さぁ、荷物をこの家の部屋に運びましょう」

「えっ…この家!?」

俺が驚いたのは、とにかく家がデカいからだ。

後ろを向くと、トラックが入ってきたと思う、巨大な門があった。

まさに、金持ちって感じの家だ。

「6階建で45部屋あります。何往復もしなければなりませんので、頑張ってください」

「…はい」

さすが金持ちだな…。


それから、俺はいろんな部屋に、荷物を運んだ。もちろん、中身は分からない。

なんか拷問部屋っぽい部屋もあるし…。


「おい、荷物運びおえたのか?」

俺に声を掛けたのは、知らない男だった。

「…誰っすか?」

「なっ!ジンと一緒に来たんだから、俺の名前教えてもらっただろ!」

そういえば、なんか言ってたけど…。

「忘れた」

「わ、忘れただと!この…無礼者がっ!」

「痛っ!」

男は持っていたムチで、俺を攻撃する。

「おや、勝喜(しょうき)様、どうしましたか?」

お、ジンさんが来た。

「ジン、こいつアホすぎるぞ!ちゃんとした商品にしておけよ!」

「すみません、まだ昨日登録したばかりなので…」

「そうだったのか…。おい、ヒロ」

「……なんでしょうか、勝喜様」

奥から、なんだか幸薄そうな、顔や体に包帯を巻いた男が出てきた。

「俺はジンと話すから、お前はこのアホと…」

「なぁ、ヒロって勝喜のなんなんだ?」

「はぁ?俺が買った商品に決まっているだろ」

「そうなんだ。じゃあ、勝喜ってホモなのか?」

「そんな訳ないだろ!お前も買うぞ!」

「痛っ!」

勝喜は持っていたムチで、また俺を攻撃する。

「こいつはただのサンドバックだよ」

『サンドバッグ』、その言葉でヒロの顔が曇った。何か嫌なことを思い出したのだろう。

「ヒロ、お前はそいつと話してろ。そして、あとで俺の部屋に来い」

「…わかりました。では、こちらへどうぞ…」

「あっ、はい」

ヒロとか言う人の案内で、客間に行く。


「ミルクティーでいいですか?」

「飲めるなら何でもいいっすよ」

「わかりました。…………はぁ、お前なんか泥水でもすすっていればいいのに…」

……なんか今、悪魔のような言葉が聞こえたような…。

「どうぞ」

「あっ、ども」

ヒロはテーブルの上に、ミルクティーを置く。

「そういえば…ストレスが溜まっているOLさんって、嫌いな上司の飲み物に雑巾の汁とか入れるんですよね…」

「!?」

何故今それを言う!これに何か入ってんのか!

「冗談ですよ…ふふっ♪」

「……」

話を変えよう。

「あの、なんでこの仕事を選んだんですか?」

「えっ?僕はこんな仕事選んでませんよ。と言いますか…僕に選ぶ権利はありません」

「どういう事?お前はマゾじゃないの?」

「マゾ?そんな訳じゃないですかそんな訳じゃないですか…このクソ豚が」

また何か悪魔の(ささや)きが聞こえた…。

「僕は無理矢理このサイトに登録させられたんですよ。出来るのなら…こんな事、すぐにでもやめたいです…」

ヒロの表情は、悲しみと憎しみに満ちていた。

「無理矢理ってどういうことなんだ?」

「あなた…何も知らないんですか?あのサイトの事」

「俺、昨日登録したばっかりだからさ~」

「……規則を見てないんですか?」

「何それ?」

「はぁ…呆れた。まさか見てないバカがいたとは…」

さっきからなんか腹グロだな、この人…。

「規則ぐらい見た方が…」

「おい、そいつはもう帰るそうだぞ」

「は、はい、わかりました」

「あの…ミルクティーありがと」

「…どういたしまして」

「早く帰るなら帰れ!」

「痛っ!」

また、勝喜はムチで俺を殴る。だから俺は半ば逃げるようにようにして、ジンさんの元へ行く。

「お帰りなさいませ。三木谷様」

「た、ただいま…早く帰ろう!」 

「わかりました」

俺は急いでトラックに乗り、トラックは発進した。

もしかしてあの中身、拷問具高じゃないのか?あいつなら有り得るよ…。

「三木谷様、今日の報酬…眠っているのですか、それならそっとしておきますか」









眠りにつきながら、俺は決めていた。帰ったら、サイトの規則を見てみようと…。

なんかボーっとしているので、間違えてたらすみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ