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この作品は作者がストレス解消のため書いたので、次回更新未定です。でも、いつかは続き書きます。


少し変なとこ直しました。

俺は悩みを持ち続けている。多分誰もが持っている悩みだろう。その悩みとは…金がない事だ。

金さえあればいろんな事ができる。欲しい物も買える。だから金が欲しい。

そんな悩みを持ち続けているある日。俺は友人からあるサイト名を聞いた。

「なぁ、『人間、売ります、買います』ってサイト知っているか?」

「知らね。何それ?」

「人身売買の闇サイトさ。買う時は、用途や性格を入力すると、自分の好みに合わせた人間が表示されるんだぜ。俺はこれで彼女をゲットした」

「お前金あるのかよ」

「1人以上にこのサイトを教えると、1人タダで買えるんだ」

「へー」

俺は買うより売りたいな。金ないし。

「面白そうじゃん。サイトの行き方教えてよ」

「Оk」

友人に教えてもらった通りに、ケータイでサイトにいった。

「表向きは薬品会社なんだ~。えっと、会社案内から商品案内いって、スタッフ紹介からの会社ロゴクリックっと」

手順を終えると、画面が暗くなり、パスワード画面が表示された。

「パスワードって言っても、教えてもらったあいつの名前とID入れるだけなんだけどな」

入力すると、『人間、売ります、買います』の名前が現れた。

「おっ、これか。早速査定してもらお」




      『あなたの名前、性別、年齢、職業を入力してください』


       『三木谷(みきや) (まこと)。 男。15才。学生』


            『何をご利用になりますか?』


                『査定』


             『誰を売りたいのですか?』


                『俺』


         『裸になって、顔のアップと全身を撮ってください』


                『Оk』


俺は書かれた指示に従い写真を撮り、サイトに送った。


          『受信致しました。後日、連絡いたします』


「…もう終わりか。あれ?メールアドレス入れてないけどいいのかな?」


後日、電話が来た。

「真ー、御田矢(みたや)薬品ってとこから電話ー」

「はーい」

俺は電話を代わる。

「もしもし?」

「初めまして。真様ですね。査定の事でお話があり、お電話させて頂きました」

「……なんで俺の電話番号知っているんですか?」

「申し訳ありません。調べさせていただきました」

「…」

あれだけの情報で、電話番号調べられたんだ。

「自社の住所はご存知ですよね」

「あっはい」

「今から来れますか?」

「いいっすよ」

「では、お待ちしております」

電話を切ると、母が不思議そうに(たず)ねた。

「今の電話何?」

「ネットで募集してた、健康食品のお試しモニターにあたったんだ。直接会ってアンケートしたいって言ってたから、行ってくる」

「そう…いってらっしゃい」

「ん、いってくる」

会社に行ってみると、意外とデカかった。

「凄いな…」

上の方を見ていると、声を掛けられた。

「三木谷様ですか」

「あ、はい」

声を掛けたのは、男だった。しかも、顔の上半分は美しい仮面で隠されている。

「何かご用はありますか?」

「いや、特に…」

仮面のこと聞いたら、機嫌悪くするだろうな。

「では、行きましょうか」

「はい」

会社に入り、エレベータに乗った。男の手元を見ると、10階、3階、5階、4階、8階の順番にボタンを押した。すると、エレベータは表示されていない地下に向かった。

「……」

「申し遅れました」

「えっ」

「私はこの会社で、主に査定や買い取りを担当しています。ジンです。宜しくお願いします」

「…この会社って、有名なんですか?」

「それなりに」

「でも、みんなは人身売買しているって知らないんでしょ?」

「有名なのは薬品会社の方です。人身売買は1部の人にしか知れていません」

「…その仮面、どうしたんですか?」

「まぁ、いろいろとありまして」

「そうですか…」

チン!

「着きましたね」

「何階になるんですか?」

「査定は地下6階です。では、始めましょうか」

俺は専用の場所に行き、査定を始めた。

最初の健康面査定では、別の職員も現れた。

なんだ、みんな仮面を被っているわけじゃないのか。

健康面査定が終わり、質問が始まった。

「あなたの性格は?」

「んー、単純、ボーとすることが多い、あっさり、プチチャラ男かな?」

「運動は得意ですか?」

「力はあるけど、走るのは遅いな」

「では次は…」

この他にも、いろんな事をたくさん聞かれた。

「…あなたはどんな仕事がいいですか?」

「どんなのがあるの?」

「力仕事、話し相手、実験体、娼婦などがございます」

「へー、いろいろあるんだ。なんでもいいけど、娼婦するなら女性限定で、受けは嫌」

「かしこまりました。では最後は、在宅勤務と永住勤務、どちらがいいですか?」

「よくわかんないけど、在宅で」

「そうですか…」

やっと終わりかな?

「後日、あなた様の情報を登録します。しばらくお待ちください」

「Оk」

「わかっていると思いますが、この事はサイトの登録者以外、誰にも言わないでください」

「言ったらどうなるの?」

「あなたの存在自体を消去いたします」

「……」

怖いこと普通に言ったし…。

「今日はご協力ありがとうございました」

「こちらこそありがと…で、いいのかな?」

「合っていると思います」

あとから聞いた話では、俺の情報は俺の住んでいる地域から遠くにいる人しか見れないらしい。


最初に俺を買うのは誰だろう?

誤字直しました。もうないといいですが…。

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