幸せな国
注意!
自転車が喋るけど気にしないで!
メルは広い草原を道に沿って走っていた。
しばらく走っていると2つの分かれ道を見つけた。
「メル。どっちに進む?」
「うーん…。どうしようかなぁー。」
「早く決めてよねー。」
「…じゃあこっち。」
「ちなみになんで?」
「なんとなく?」
メルは右の道を進んでいった。
またしばらく走っていると、今度は国を見つけた。
城門の前に立つといった。
「すいませーん。入国したいです。」
すると奥からまるで、何かの宗教に入っているような人が出てきた。
「わかりました。では入国検査をします。の、前に。」
「前に?」
「旅人さんたちは神を信じますか?」
二人は同時に答えた。
「いいえ。」「いいえ。」
「なんと…!なら、この国で神様を見つけてくださいね。」
それから10分ぐらいの入国検査を終えて、入国した。
とりあえず食料を買おうと、道を歩く人にそのような店があるか聞いた。しかし、帰ってきた言葉は、
「あなたもシリカ教に入りましょう。」
だった。
ならば宿を探そうと、道を歩く人に宿はどこにあるのか聞いた。しかし、帰ってきた言葉は、
「あなたもシリカ教に入りましょう。」
だった。
そう来るならばと、自転車のタイヤを買おうと、道を歩く人に聞いた。しかし、帰ってきた言葉は、
「あなたもシリカ教に入りましょう。」
だった。
シドが不満を漏らしていった。
「あーもう!シリカ教シリカ教うるさいなぁ!どこがいいんだろうね。メル。」
「さあ?わからない。でもまず考えるべきは。」
「どこに何があるかだよね。」
「でも周りを見ても教会だらけだし。」
「じゃあその教会に行ってみる?」
「そうしよう。」
メルはとりあえず近くの教会に入った。
すると気前の良さそうな神父が出迎えてくれた。
「こんにちは。もしかして先程入国した旅人様たちですか?」
「そうです。ここってシリカ教であってます?」
「あってますよ。今回はどのようなご要件でいらっしゃったのですか?あ、入会なら大歓迎ですよ!」
シドが「おー入る?メル?」といったが無視をして、メルが言った。
「いえ。今回はシリカ教に付いて教えてもらいたくて。」
「なるほど!ならこちらで話しましょう。」
神父は、盛大にシリカ教について、シリカ神について語った。
超常現象やら、神の導きやら、メルたちには信じられないようなことを語っていた。
メルはそれを真剣に聞いていたが、シドはずっと寝ていた。
話が終わり、メルがシドを起こしているときに、神父は宿屋などの場所を教えてくれた。
数日かたって。やることを終わらせ、観光を済ましたあと、メルたちは出国した。
「ねぇメル。」
「なに?シド。」
「あのシリカ教っていう宗教。色々と大丈夫かな?」
「大丈夫かってどういうこと?」
「だって全く持って常識的な知識を持ってなかったじゃん。すべてを神のせいにしてさ。」
「まあ、いいんじゃない?」
「どうして?」
「だって幸せそうだったじゃん?」
「確かに。」
しばらく走っていると分かれ道を見つけた。
「メル今回はどっちに進む?」
「うーん。あ、そうだ!」
「どうだ?」
「どちらにしようかな?天の神様の言う通り…よしこっちだ。」
「…?何?今の呪文みたいなの。」
「おまじないだって神様が進むべき道を示してくれるらしい。」
「へーぇ。」
多いですよね。




