第9話 「心臓はないけど、覚悟はいる」
どこからともなく声が響きました。
「ーーよくぞ、このヘカテーの神殿の最後の試練を果たしたな。
汝は怨念の叫びを聞き、共に痛みを受け止め、なお浄化の光を灯した。
その心は、まさにこの神殿の巫女に相応しい!
今より汝を、ヘカテーの新たな巫女として認めよう。」
その言葉が響ていた瞬間、台座の上に何かが光りだした。そこには二つの月が太いところで繋がっている三日月のペンダントが現れた。中央の部分には、深紅の宝石が埋め込まれていた。まるで凝固した血のように濃く、しかし内側から淡く脈通するような輝きを放っていた。鎖の部分は細く古びた銀色で月のモチーフに沿って小さな星や蔓のような模様が刻まれていた。
「そのペンダントこそ、その証になろう!」
リアナさんはペンダントをそっと手のひらに取った。優しく微笑みながら、月の形をじっと見つめた。俺も近くで覗き込んでみた。何年も神殿に放置されていたような古びた跡は一切なく、まるで今しがた作られたばかりのように輝いていた。
リアナさんの顔を覗き込んでみると、彼女の目はキラキラと輝いていて、今に涙がこぼれ落ちそうだった。
「......どうして、彼女はこのペンダントのために、ここまでの冒険を続けてきたんだろう?」
俺の心に、これmでの疑問がふっと浮き上がった。
「さ~ 試してみましょうか?!」
リアナさんが俺に向いて、目がキラキラ輝いて、まるで子供みたいにウキウキし始めた。
「蘇生?!」
「うん!」
彼女はただの幽霊能力者オタクみたいに、好きな分野で完全に興奮状態になったぽい。まあ、俺なら生きたいに決まっているけど、知らない力と、貰ったばかりのアクセサリーで何が起こるか、少し怖い気持ちもした。
「俺に心の準備の時間もないのか?!」
「心臓もないから、心の準備いらないはず、さあ~」
生きたいに決まっているだけど、知らない力と貰ったばっかりのアクセサリーでどうなるか、少し怖い感じがした。だけど、リアナさんのあの反応で否定が言えない立場になってた。
リアナさんはペンダントの鎖を頭からかけて、首にかけた。ペンダントの部分を祈るように二つの手で握りしめた、目も閉じた。また呪文のような歌を歌いだした。いつものように言葉もない歌だけど、前と違って、今度は勇気がほんの少し湧き出るような雰囲気な声になっていた。悪くない気分だったが、何か変化があった気にもなれず聞き続いた。
リアナさんは目を開けて、俺を真剣な目で向きました。
「ごめん、やっぱり素のペンダントだけの力では完全に力が足りない。しばらく、また二人で旅を続けてもいいかしら?」
「いや、この世にはリアナさんにしか頼れる人がいない。同行続きをお願いします!蘇生しても、知らない世界で生きれるすべがない。」
死んだままで来たから、生きるすべが必要ないのは不幸中の幸い。
「そうでしたよね。でも、蘇生は諦めないでよ、ちょっと色々準備が必要けど、アクセサリーをパワーアップ出来ればなんとかなると思います!」
リアナさんとの冒険がまだ続けるので安心した。彼女は俺に大きな笑顔で微笑んで手を伸ばしました。俺は代わりに、彼女の手のひらにふわっと触れるように寄り添った。握手も出来ないのがちょっと不便。
「よろしくお願いします。またお世話になります。」
俺は声の方で礼儀正しく言おうとした。
「よろしくお願いします!今度は一緒に町に出かけましょう!」
第9話、いかがでしたか?
次回から異世界町のシリーズが始まります
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