第1話 「死の先が...」
アメリカ在住のアメリカ人です!
日本語の練習として書いています。
まだまだ勉強中なので、変な日本語があったら教えてくださいね~
楽しんでもらえたら嬉しいです!
痛みが全身に走った。口の中はなんだか塩っぽい味がした。血の味だろう。
身体の下には濡れたコンクリートを感じた。だが、どこまでが水溜まりで、どこまでが俺の血なのかが分からない。
必死に目を開けようとした。視界が霞むが、確かに母と妹の姿が見えた。良かった、無事そうだ。
さっきまで三人でウキウキと歩いていた。雨が強かったが、傘の下でザーザーという音がむしろ心地よかった。
「ね!ね!今日はお兄さんが帰ってきたから、今夜はすき焼きでいいよね?」
と妹、結菜がはしゃいでいた。
「そうね~ 雨が降ってるから暖まるね。でも、それなら先にスーパーに寄るね」
母が答えた。
「別にいいけど、やっぱり早く帰って久しぶりに一緒にゲームがしたいな~ 上手くなったからお兄さんにでもいい勝負が出来るはず!」
「それは楽しみだけど、大学で腕が落ちてないから、まだまだ結菜に全勝出来る自信があるよ。」
俺が挑発してみた。
「言ったよね!」
結菜が乗り良く挑発に乗ってくれた。
「ゲームは30分だけよ。勉強と夏休みの宿題が優先ね!」
と母が水を差しに来た。
そんな日常的な空間で、突然 キーキーというブレーキ音を聞いたので、道路に目が移った。雨の影響でスリップしたらしいトラックが俺たちに向かってきていた!なんとか二人を無事に庇えたみたいだ。俺の方はー間に合わなかったみたい...
「悠真!悠真!」
「お兄さん!」
母と妹が震える声で必死に俺の名前を呼んでいた。無理にでも安心させようと、悲しそうに泣く母に手を差し伸べようとした、だがもうその力がないみたい。息をするたびに肺が焼けるように痛んだ。視界がだんだんと暗くなっていく。もう手足の感覚さえなくなっていた。痛みも急に麻痺した。これが終わりだと痛感した。
暗い...暗い...
もう身体の感覚がなくなった、何も見えなくなった。それなのに、不思議と自分が奈落に落ちていくような気持ちがした。
「ああ、親より先に死んでしまったから地獄行きかな。」
今日、大学が夏休みに入ったから久しぶりに実家に帰ろうとしただけなのに。母を喜ばせるために帰ったのに。試験を控えている妹の勉強も手伝うつもりだったのに。二人が駅まで迎えに来てくれたのに。俺の死で全部が台無しになってしまった。無念だ。
これじゃ、地獄行きは仕方ない。
それでも...... それでも、やっぱりトラック事故で死んだんだから漫画みたいに転生して無双できれば嬉しい。やっぱり生きたい!
そう思ったら、光が爆発したかのように見えた。世界が再びはっきり見えるようになったが、想像していたのと違った。上空に月が二つ見えた。一つの月は美しい青い光を放ち、もうひとつは火星のような淡い赤色で輝いていた。それだけでも驚くべきことに、その二つの満月の空でドラゴンが飛んでいた!
「これぞ本物の転生だ!すごい!」
と興奮した。
ドラゴンの皮膚は光を反射し、幻想的な光景を作り出していた。周りを見渡すと、森の中にある広い草原にいた。森の木の葉っぱは銀色で、月の光を浴びていた。美しい世界だ!
「さて、身体はどうなったかな? 前と同じ姿か? 違う人の人生に入ったか?」
急いで近くに見えた川に近づき、自分がどう映っているか確かめるように水面を覗き込んだ。
しかし、川にはドラゴンと月が美しく映っているのに、俺の姿はどこにもない。
次回: どうなるの? 俺―
第1話、いかがでしたか?
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