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(三)-4

 金髪はそう考えていたが、それが甘かったと認識したのは、自身のこめかみに冷たい金属の筒のようなものを突きつけられて撃鉄を起こす小さい金属音を聞いたときであった。撃鉄の音がしたということは、モデルガンなどではない、本物の拳銃だ。

「あ、おい、孟!」

 黒髪の男が金髪の方を見て声を上げた。

 次の瞬間、孟は上体を前に倒し、体を起こそうとすると同時に自らの肘を男の脇へと喰らわそうとした。しかし、孟の肘は空を切った。しかもそれだけではなかった。大きな発砲音がして次の瞬間、孟は自らの脇腹に衝撃を受けその場でうずくまるように倒れた。

 それを見て黒髪の男が悲鳴に近い声を上げた。それをかき消すように、もう一回発砲音が鳴り、黒髪は倒れた。


(続く)

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