どうも、楽園の創造者です。
十三遊戯 本編
つまらない。
「あー俺、一人で楽しくゲームしたいタイプだから」
つまらない。つまらない。
「頼むから動画映えを考えて空気読んでくれよ」
つまらない。つまらない。つまらない。
「忖度って知ってる?」
下らない。下らない。本当に下らない。
「たかがゲームに何本気になってるんだよ」
僕がおかしいのか?勝負事に本気になって何が悪い?
「お前のテンションにはついていけないわ」
何で笑ってくれない。ゲームは楽しむものだろ?
どいつもこいつも…。
周りなんて関係ない。
周りの声を遮断して僕はひたすらゲームにのめり込んだ。
ここが僕の生きる場所だとそう感じたから。
でも…どれだけ見ないようにしても気づいてしまう。現実に。
「これから受験だしほどほどにしないと」
友達や同級生が離れていく。
いや…もしかしたら、僕が立ち止まっているだけなのかも。
皆が現実を歩いていく中、僕だけが変わっていないのかもしれない。
ある日、企業の重役の人からプロゲーマーチームの一人にスカウトされた。
自身の正しさが証明されたような気分になった。嬉しかった。誰かに認められるということが。誰かとゲームが本気で出来るということに。でも…。
「おい、お前勘違いしてるんじゃないのか?」
「?」
「クライアントの希望をするゲームをしてクライアントの言う通りゲームをプレイする。俺達はゲーマーである前に社会人なんだぞ?」
思っていたものと違った。
楽しくゲームが出来ない。
水が合わない。
いや違うな…ただ自分の未熟さを見せつけられただけか。
責任感のない道化が許されるのは子供までということか…。
「おい、お前…逃げるつもりか?この『腰抜け』が」
そうだよ。…僕は全てから逃げることにした。
しょうがないだろ?僕はずっと子供のようにゲームがしたいんだ。
子供のままでいることは罪なのか?
もし本当にネバーランドがあるならそこに行きたい。
建前なく付き合える仲間が欲しい。
頼むから僕が僕のままでいられる世界があってほしい。
「それがマスターの願いなのか?」
…?
「アタイはその願いを叶えればいいのかマスター?」
ある日…僕の前に『救いの悪魔』が現れた。
見にくい(醜い)かもしれませんが随時編集して見やすくしていきます。
(; ・`д・´)