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動機不純ヒーローズ  作者: 古川モトイ
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ザワの匂い

空の民は何をするにも文句が多く、ぐちぐち言う割には知能が残念で複雑なことは頼めない。しかし、モノを運ぶことに関しては非常に勤勉だった。どうも彼らは翼があって空が飛べることが大多数の他種族に対して自分たちの優性を示していると確信しているらしい。そして実際に彼らは空を飛べるという点において優れている。飛行する際に多くの武器が翼の稼動域と干渉するため使えないことと、同じく翼のせいで多くの防具が身につけれない。そうした理由で上半身は裸であったり、簡素なエプロンを着ていることが多い。だから防寒が難しく余り北には進出できない。翼を持った魔族は他にもいるが空の民は羽毛のない皮翼なのでより寒さに弱いらしい。空の民たちはボブの街づくりのために協力することを約束したが、冬になる前には暖かい土地を捜すらしい。他にもノームの技術者やボブに賛同した連中などを従えて街を作る土地を捜して旧ザワ領を北へと進んでいく。


「元々ザワがあった場所じゃダメなの?」


シーナの質問を薄ら笑いでかわす。単にピンと来ないだけなのだが、そういうと怒られそうなので、そりあえず誤魔化す。もうすぐザワがあった場所が東に見える。あそこは今考えても変な場所だった。具体的ではないが、何かがアンバランスな場所だった。でも、滅びるほど酷い場所でもなかった。


「ザワの匂いは残したくないかな。」

「ふーん。」


シーナは納得したようだ。数日かけて歩くと東の産地の山麓に湯気が上がっているのが見えてきた。


「やっぱりそうだ!」


ボブはゲ・ボーとこの国を見渡した時に、温泉のようなものを見つけていたのだ。


「勘違いじゃなかった!」


ボブとその一行はその土地にテントを張って、まずは互いの旅を労った。


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