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動機不純ヒーローズ  作者: 古川モトイ
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グルメブームなるか

ボブの元いた世界にはミックススパイスやソースがたくさんあった。チリソースやバーベキューラブ、カレーパウダーもそうだ。ボブは魔族の土地も含めた広い土地からより多くのスパイスやハーブを集めて種族ごとにベストなミックススパイスを作ろうと考えていた。種族ごとに味覚が異なるためボブが美味しいと思うものを作るわけではないので勘が働きにくいが、やりがいがあると思った。戦争相手の土地から食材を調達するのは難しいが、タカシの町ならできる。


「銅の錆なんて何に使うの?絵の具?」


ボブがギルドに篭って作業しているところをシーナが覗きにくる。


「半漁人は銅の錆食べるんだよ。」


シーナは「ふーん」といって店番に戻った。しかし、スパイスは売れなかった。


「美味しいのにね、これ。」


シーナがボブの作った人間用のカレーもどきを食べている。ボブは苦笑いした。


「これ魔族に食べさせたら?」

「でも、これ他の種族にとっては美味しくもなんとも無いんだ。人間は食べられても魔族は食べられないものもあるし。試食してもらうにも種族ごとに作り分けないと。」


シーナはまた「ふーん」と言いながら食べ続ける。


「そういわれるとコボルドはあんまり塩からいとダメだって誰か行ってた。酒場でもご飯出すのに苦労してるって。」


ボブは急に気づいた。


「そうか、塩だ。予め塩味も辛味も利いていないものを作っておいて、種族ごとにミックススパイスをかけて食べてもらえばいいんだ。塩味が欲しい種族はスパイス側に予め塩を入れておけば。」

「なんか上手く行きそうに聞こえるね。」


ボブは手近な黒板にメモを書き出した。


「タマネギ食べるとアウトな種族がいるから、タマネギは使わないで…」


ボブの言っているタマネギはむしろラッキョウに近い見た目だが味は良く似ている。

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