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動機不純ヒーローズ  作者: 古川モトイ
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戦闘訓練?

兵士訓練教官が誰かと何やら揉めている。


「流れとしては戦闘訓練なんだよ。相手は練習用の棍棒とワンドなんだよ?別に問題ないだろ?」


そう諭されている兵士が抗弁している。


「だったら教官が!ご自分で!お相手してくださいよ!練習用ワンドでもボールライトニング食らったらタダじゃすまないですよ!?魔法ダメージですよ?ここにある練習用の防具じゃ魔法ダメージ素通しですよ!?あんなのモロに食らったら心臓止まりますよ!!」


使い込まれた練習用の防具は木と布と皮で出来ているようだ。その防具では魔法をとめられないということなのだろう。そう話している間にワンドを振っている新兵の1人が光った。レベルが上がった新兵は杖の先から石ころを飛ばす術を身につけたようだ。木偶に放つと木偶が頼りなく1回転した。


「・・・あれが普通ですよ。あれなら盾でとまるんですよ。」


そう話しながら木刀でやはり木と布と皮で出来ている盾を叩く。兵士訓練教官は首を振った。話がついたようだ。


「…えーと、あれだ。城下町の門を出たところで野ウサギが増えすぎて困っている。ウサギは今夜の夕飯にもピッタリだからウサギを狩って10匹分のウサギ肉を補給担当官に届けてくれ。本当はレベル3からのクエストなんだがお前らは大丈夫だろ。ついでに少し早いがパーティーの組み方を教えてやる。」


ボブとタカシは互いの意思を確認した上で握手をした。そうしてパーティーが組まれる。


「よろしくなタカシ!」

「よろしくボブ!」


兵士訓練教官は何やら頷いている。


「あとは、棍棒では気絶はさせれても殺すのは難しい。訓練の報酬にこれを持っていくといい。」


タカシは教官から新兵のショートソードを支給されると持ち帰る。


「これは使えそうだよ。」


そして2人は城下町を抜けて城門を出て行った。

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