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臨時収入
魔族たちと別れて、キスタラに宿を取ると、二人は眠りこけた。ボブがそろそろキスタラの薬屋ギルドに顔を出そうかなと考えているところへ、宿屋の主人が来客を告げに来た。宿の食堂兼酒場に2人で出て行く。
「あ、トンコロさん…と盗賊ギルドのマスター。」
盗賊ギルドの女マスターはすこし面食らった顔をしている。
「そうかい、ワタシのことを知ってるかい。なら話が早い。ウチの奴が世話になったらしいんで礼をしにきたんだ。」
タカシとボブは軽く頭を下げながら「あ、どうも」とこたえた。二人はいくらか質問されたが、何となく自分たちが再転生したことは黙っていた。
「まあ、お前たちには貸しを作った。今後、何かあったら遠慮なく言ってくれ。あと、少ないがこれを受け取ってくれ。」
ピカピカの金貨を一枚ずつ渡された。元いた世界で言うところの5万円ほどの価値のものだ。ここの宿代が一泊2000円ぐらいの感覚なので、とても助かる。
「ありがとうございます!」
「いや、こっちが礼にきてるんだよ。調子狂うなぁ。」
ギルドマスターの陰に隠れてトンコロも何度も頭を下げている。ギルドマスターが帰ったあとタカシとボブは夜に宿で合流することにして、別行動をすることにした。




