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ボブ~転生、再び~
冴えない自分に嫌気がさしたのはいつの頃からかもう覚えていない。僕は気づいたときにはデブで、野菜をもっと食べないといけないとは分かっているので、フライドチキンは控えてピザやフライドポテトを出来るだけ食べるようにしている。
「ピザはここにはないぞ!」
気がつくと背中に硬い感触がある。刺された自分の胸を、自分の首を、まさぐる。なんともない。傷一つない。フードをかぶった連中に囲まれている。鼻を突くひどい匂いが煙とともに立ち込めている。フードの連中は「成功だ!」と口々に呟いている。
「戻った…?…戻ったんだ…」
ボクはのっそりと立ち上がると、話しかけてくるフードに軽く会釈をして建物を出た。




