ライン
「それでは、午後の練習を始めます」
――まずは午前中と同じく、
トレイルコースを1時間ジョグだ。
「午前中よりペースが速い!?」
――それでもリキは何とか付いて行った。
「それでは今から15分休憩してから、
補強運動と、柔軟をやります」
――休憩時間の間は、チームのメンバーと、
会話等をして過ごす。
「お疲れ。俺は、茨城の西空中の3年、林です。
君は、いつから陸上やってるの?」
――声をかけてきたのは、
午前中のタイムトライアルで、
1位だった方だった。
お疲れ様です。今年の6月に入る直前ですよ?
「えっ!?それなのにそんなタイム速いの?」
えぇ。でも、その前は帰宅部やってました。
「え、帰宅部?」
帰宅の速さを極める部活です。
まぁ、部員は1人でしたが。
「ハッハー。君、面白いな。名前は?」
神奈川の、中乃崎中の2年、
大山リキです。
「そっか。リキくん。これからよろしく」
――休憩時間が終わると、補強運動として、
馬跳びや、スキップ等をして、
柔軟して終わった。
「それじゃあ、Cチームの練習は今日は、
ここまでです。ダウンは各自行ってください」
「リキ君、お疲れ。良かったら一緒に、
ダウンしない?」
あぁ、林さん。お疲れです。良いですよ!
――こうして林とダウンする事になった。
「あのさ。リキ君はどこまで目指してるの?」
えっ。勿論、駅伝で全国大会出場ですよ。
「いや、違くて、個人でどこまで行きたいかって事」
「俺は、大学に入って、箱根駅伝走って、
将来はオリンピックで、メダル取る事が夢なんだ」
いや、陸上は中学までだと思います。
将来は、企業して、社長になるので。
「社長?リキ君なら将来、凄い選手になると
思うけどな。陸上で生活していくのも良いと思うよ」
――陸上で生活するか?考えても見なかったな。
「じゃあ、今日はありがとう。
この後でライン教えてよ。じゃあ明日も頑張ろう」
――その後リキは、林とラインを交換し、
久しぶりに、ラインを開いた。
「名取?」
「今日はありがとうございました。
今度2人で遊びませんか?」
「今、ラインに気付いたけど、
あの、終業式に、3人で、出かけた、
大人しい方の、同級生か」
「とりあえず電話するか」
――リキは、名取に電話をかけた。
「あっ!もしもし名取さん?こんにちは」
……
「あれ、もしもし。もしもし」
あっ……はい。こんにちは。
今日はどうされましたか?
「あの。ライン今、見て、遅くなっちゃったから、
電話で謝ろうと思って」
いや、それは、良いんです。
それで……今度2人で遊べませんか?
「いや、俺は別に良いけど。
でも、今、合宿中だからその後かな」
合宿いつまでですか?
「うーんと。後、3日経ったら終わり」
「合宿終わってから、2日間休みだから、
そのどっちかで遊ばない?」
良いです。分かりました!それじゃあ、
合宿、ファイトです。
――最後、名取さんは、嬉しそうな声をしていた。
おいおい。リキ。彼女か。何だ彼女か?
「うわぁ!?宮森先輩。いつの間に」
なぁ、彼女なのか?おい。彼女なのか?
――真顔で宮森は言っている。
「いや、違いますよ。友達です」
へぇー。まぁ、いいや。
――何だ。宮森先輩は、女にトラウマでもあるのか!?
――その後は、自由時間を過ごし、
夜に飯を食べてから、
また自由時間を過ごし、
21時に、明日のチーム表が、
コピーで送られてきた。
「俺は、Aチーム!そして林さんもAチームだ」
「後、小田も」
――明日は、部屋の4人全員が、
Aチームで、スタートする!




