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大泣き

  ――期末テストが始まった。

 リキは、5月の中間テストは、合計5点だったが、

 期末テストは、しっかり準備してきた。



「オール1を、目指していたあの頃の、

 俺はいない」



「よしっ!」

 


 ――リキは相棒の、「コロコロ鉛筆」を、

 封印して、試験に臨んだ。



「よしっ!基礎から、学んできたお陰で、

 解ける!解けるぞ」



 ――リキは、陸上で得た集中力を活かしながら、

 テストに取り組んだ。



 ――そしてテスト終了。



「よーし。全教科良い感じに解けた。

 平均70点は行けそうかな」



 ――中間テストの合計が、5点とは思えない、

 成長っぷりである。



「さて、中間テストも終わった。

 思う存分、部活に打ち込もう」



 ――リキは、部活をし、帰宅すると、

 真っ先に連絡した。


「葵、今から、俺の家に外に来れないか?」


 ――「分かった」と、返信があり、

 リキは外に出た。



「リキ君、何か、久しぶりだね?」



 ――リキは、久しぶりに葵の目を見た。

 そして、何故か泣きそうになった。



 少し時間良い?歩こう。



 ――そう言うと、2人は歩き出し、

 少し会話をしながら、海に行った。

 


「今日は、葵に話があるんだ」


「俺が葵を避けてたのは、

 一緒にいると、もっと好きになってしまうから。

 そして、葵と離れて、改めて知った。

 俺は、葵が好きだ付き合ってくれ」



 ――葵の目の前に、手を差し出したが、

 重なり合う事は無かった。



「その前に言う事あるでしょ?」


 ――そう言うと、腹を思い切り殴り、

 葵は泣き出した。

 


「凄い心配してたんだから。もう、バカ!」


 ごめん。でも、俺は、やっぱり葵が好きだ。


「私もリキ君の事は大好きだよ。それは、

 離れてから、より強くなった。

 でも、ごめん。やっぱ異性としては見れない。

 親友として、付き合っていきたい」


 親友か。そんなに異性としてみれない?


「ごめん」


 そっか。


 聞いてくれてありがとう。帰ろっか。



 ――夜に海から見る、星空は綺麗だった。

 そして気が抜けて、涙が出てきた。



「大丈夫?」


 いや、大丈夫じゃない。



 ――そう言ったら、葵が抱きしめて来た。


「これは、この前のお返し」



 ――リキはますます泣いて、大泣きし、

 気付いたら朝だった。



「帰りどうやって、帰ったかも良く覚えてない。

 そっか、振られたのか」

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