リキの魂の叫び!葵の答えは一体!?
俺は葵の事が好きだ。
――リキは思わず言ってしまった。
葵は黙って沈黙だけが続いた。
――そして。
「本当に!?」
あぁ、勿論だ。
「私もリキ君が大好き。でも、付き合いたいって、
言ったらそうじゃないかな」
「リキ君といると心が落ち着くし、
凄い楽しい。でも、付き合ったとして、
後で、関係が壊れる位だったら、
今の友達のままずっと、長く付き合って、
行った方がいいじゃない」
――リキは、葵の言葉にショックだった。
俺は……、葵の事が好きだから、
恋人として付き合っていきたいし、
もっとお互いを知りたい」
「ごめん。 さっき、好きな人を聞いたのも、
私以外に好きな人がいると思ったから」
「私は、リキ君と一緒にいるのが楽しい。
だから今日も、午後から付き合って貰った。
リキ君は、本当に大切な存在。
だからこそ関係が壊れるのが怖いんだ」
――リキの頭の中はめちゃくちゃになった。
いや、それでも!
――思わずリキは、葵の腕を掴むが、
葵の表情を見てリキは察した。
ごめん。帰ろっか。
――帰り道、2人は一言も話さなかった。
「今日はありがとう。じゃあまた学校で」
じゃあね。
――そう言うと、2人は別れた。
――リキは、帰って、すぐさま部屋に戻ったら、
溜まっていた感情が湧き出してきた。
「結局は、異性としては見れないって事かな」
「2人きりで、何度も帰って、朝も2人きりで話して、
2人きりでランニングして、2人きりで、
大会にも出て」
「俺、葵の事、抱きしめた事もあるのに……」
「俺って一体何なのだろうか?」
――翌日も早めに学校に行くと、葵が来て、
廊下の窓際で、2人きりで話した。部活の後は、
一緒に帰り、2人で軽くランニングもした。
「あんな事があっても、葵の態度は変わらない。
葵の気持ちは分かった」
「だけど葵の事を知れば知るほど、
もっと好きになってしまう」
「葵と手を繋いで見たい。触れてみたい。
だけど、葵は俺を異性としては見ていない」
――リキは葵といることが苦しくなり、
それからは、徐々に避けるようになっていった。
――朝は、家で勉強をして、ギリギリに登校して、
帰りは、部活が終わったらすぐに葵より先に帰った。
「何だこれ?」
――ある日の朝、机に手紙が入っていた。
「リキ君。最近どうしたの?私の事嫌いになったの?
一度、2人で話し合おうよ」
――葵からの手紙だった
――2人は携帯を持っているのに、まだラインや、
メールアドレスの交換はしていない。
――リキは、その日に手紙を書き、
無言で葵に渡した。
「期末テストが終わったら、
2人で話し合おう。ごめん」
――そこには、ラインのIDと、
メールアドレスが、書いてあった。
すぐにその日、葵からは連絡が来たが、
リキは返信をしなかった。
期末テストに、向けて集中して勉強に取り組んでいた。
――そしてもう季節は夏。
7月になって、期末テストの日を迎えた。




