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葵のお願いとは?

「リキ君。私に付き合って」



 ――付き合って?



「一緒に時間を過ごそうって事」


「今日は、大会で走って、

 汗もかいてるし、一回家に帰ってから、

 シャワーも浴びたいし、

 午後からどっか出掛けようよ。


 良いよ。どこか行きたい所ある?


「リキ君に任せる」

「それじゃあ13時位に、リキ君の家の前集合で」



 ――こうして午後に、葵と一緒に出掛ける事になった。



 どこか。って、言われても、

 それが一番困るんだよなー。


 神奈川なら何処が良いかな?



 ――ここで10話目にしてやっと、

 作中の舞台が、神奈川だと判明した。



 家に着いたのが、11時30分頃。



「取り敢えず腹が減った。そう言って、

 着替えもせずに、昨日の残り物の、親子丼を

 食べ始めた」

 


「うめっっっぇぇぇ!!!」

 


 ――本当に疲れた後のご飯は、格別に美味い。



 その後、シャワーを浴び、

 今日の反省を日記にしたら、

 あっという間に、12時55分。



「さて、そろそろ外で待つか」



 ――その時だった。

 


「リキ君。おまたせ。待った?」


 いや、俺も今来た所、それじゃあ行こっか。

 


 ――そうして2人は歩き出した。



 ――葵は、夏らしく格好をしていた。



 ――葵の私服は初めて観た。

 正直、かなり可愛い。



 最近、暑くなって来たねー。


「うーん。そうだね。でも、そろそろ

 梅雨に入るみたいだねー」

 


 ――そして。



 着いたよ!


「いいね。カラオケじゃん」



 ――今日は日曜日なので少し混んでいた。



 今から、2人入れますか?


「はい。大丈夫ですよ。

 お時間はどうされますか?」


 2時間で。


 それでは、102号室でお願いします。


 ありがとうこざいます。

 


 ――無料のドリンクバーを持って行って席に着いた。



「カラオケ来るのなんて、久しぶりー。

 リキ君は、良く来るの?」


 いや、一度も来た事ないよ!


「えっ!それなのに連れてきたの?

 リキ君って、面白いね」



 ――葵は、笑顔で笑った。



「とりあえず、歌おっか!」


 葵、先に歌って良いよ!


「いや、ジャンケンして決めよう」


 ――最初は、グー、ジャンケンポイ。


「うわー。負けた」

「それじゃあリキ君が決めて?」


 分かった。俺から歌うよ。



 ――カラオケは続いた。

 大好きな人と、歌ったり、話をするのは幸せだ。

 


「リキ君。上手い!この曲知ってる、

 切ない恋愛ソングだよね」



 ――「恋愛」そうか「恋愛」か。

 


 ――そう言えば、葵は、恋愛経験あるのかな?

 でも知る事が怖い気持ちがある。



「恋愛かー」


「漫画や空想の世界では、

 お互いが、初恋だったり、する事もあるけど、

 現実リアルだと、中々難しいよね。

 大抵、気になった人には、恋人がいたり、

 既にもう結婚を約束してたり、

 恋愛って、綺麗な事ばかりじゃないよね」



 ――それが葵自身の事を、指しているのかは、

 分から無かった。

 ――そして聞いてしまった。



 それは葵の恋愛経験?

 


「うーん。半々かな。家族や友達に聞いた、

 恋愛の話とかのイメージもあるかなー」



 ――その時、電話が鳴った。



「もしもし。お時間10分前です」

 


「分かりました」


 10分前だって、帰ろっか。


「ありがとう。楽しかったよー」


「この後、どうしよっか……?」


 良かったら、海行かない?


「良いよー。ってか、今日はリキくんに任せてるから」



 ――海まで、一緒に歩きながら思った。

 もしも、葵が今まで、恋愛経験があったら。

 誰かと手を繋いだり、キスをしたり、

 もしかしたら、そう言う経験も……

 こんな事考えてるのは、気持ち悪いって、

 自分でも思ってる。

 だけど、自分の好きな人、

 だからこそ考えてしまう。



 知るのが怖い



「えっ!?何か言った?」


 いや、何でもないよ。

 


 海着いたね。



 ――日曜日という事もあり人はそれなりにいた。



「海って良いよね。

 何か凄い落ち着く」


 うん。何時間でも観てられるよね。


「ねぇ?」


 うん?


「リキ君って好きな人いるの?」


 ――好きな人は目の前にいるけど、

 本人に言える気がしない。


 どうしたの?突然。


「誰?」 「ねぇ、誰なの?」


 ――何度も聞いてくる葵に、

 思わず言った。



 俺は、葵の事が好きだ。

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