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第5話 デート

これじゃあ、ただのメインヒロインじゃないか

「デートの下見に行くわよ」


いきなり何を言い出すんだ……この令嬢は……毎回思うけど本当に後者令嬢なのか?村に一人はいる男盛りな女の子かよ……


「何か言った?」


「えーっと、何でそうなったの?」


「……この前勘違いしたお詫びよ!」


なんだ可愛い所があるじゃん……ん?ちょっと待てよ……お詫びがデートの下見ってそれお詫びになって「ほら、行くわよ」


「え?今から?」


「当たり前じゃない!早く行くわよ」





と言うことで今王都で1番賑わっている商店街に来ました。僕たちの服装は、学園の制服……そのまま出てきたから仕方ない。


メアリーさんは僕の手を引きながらニコニコしている。あれ食べましょ、これかわいい、最初は不機嫌だった僕も10歳の少女らしいリアクションに僕は自然と笑っていた。


「おっ嬢ちゃんデートかい?」


商品を見ていると露天のおっちゃんがそう行ってきた。


「そうよ!」


すると満面の笑みで答えていた……


「兄ちゃんやるじゃねえか」


僕はいま沸騰するぐらい顔が赤くなっているだろう……


「なんて顔してるのよ」


メアリーさんがニヤニヤしてこちらを見ている。


ハメられた……そんなこと言われたらあかくなるにきまってるじゃんか……


「ほら、行くわよ」


僕の手を取り、駆け出した。


とある店の中にはいると……


「ねぇこういうのって男の人が女の人になにか買ってあげる物じゃないの?」


「そうかな?」


「絶対そうよ!だから何か買って?」


うっ……その笑顔は反則でしょ……


「あっ女の人も男の人に買ってあげないといけないらしいよ」


少しイジワルしよう


「えっそうなの?」


「そうだよ!」


少し考え……


「じゃあこれにしましょう」


ペアルックだと……!?ペアルックのアクセサリーだと?


「えっと、これは」


流石にまずい、何がまずいかって穴掘ってたらミスリル鉱石出てきた並にまずい


「嫌なの?」


「嫌じゃないけど……」


「じゃあ買いましょ?」


「……はい」


「ふふっ、ありがと」


その時の彼女の笑顔は間違いなく今日一番の笑顔だった……






帰った後、マリーに何があったか聞かれ今度マリーと一緒にデートする事になったのは言うまでもない

初めてできた異性の親友にメアリーは興奮気味

初めての何でも話せる親友は強い(確信)

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