プロローグ
僕は転生者だ。それも魔法がある世界に転生した。
でも前世の記憶なんて覚えていない。
だがしかし!僕は伯爵家の長男として生まれた。しかも上位魔法が使える魔力を持っている。そう、僕は勝ち組と言われるポジションに着いたのだ。はっはっは
でも苦労もした。貴族のマナーを学んだり、母の膝の上で一日中大事に抱えられたり、マナーを学んだり、妹達の遊び相手になったり、マナーを学んだり……えっ?苦労のうちに入らない、だって?マナーはキツかったなぁ(遠い目)
僕は、今お城のような屋敷の自分の部屋で寝る準備をしていた。ここのあと1ヶ月で終わり、1ヶ月経つと僕は平民の頭のいい人達や貴族達が通う「ルルーナ・シュヴァルツ魔法学園」に行くことになっている。
「アルー」
そう言って僕の部屋の扉を勢いよく開けて僕の胸に飛び込んでくるのは、幼馴染みで僕専属のメイドをやっているマリーだ。マリーは8歳で青い目がクリっとしてて髪は金髪で腰まで伸ばして、とても愛くるしいロリっ子だ。ちなみにマリーに魔法は得意ではないらしい。
「アルゥー」
僕の胸でグリグリと頭を擦り付けているマリー
僕の奥さんになると笑顔で言ってくれるマリー
そんな彼女の頭を撫でていた。
そう、その時だった。
僕はこの世界がアニメの世界だって気が付いた。
でも気付くのが遅かった。気が付いた時には12歳で僕が好きな1番ヒロインはもう主人公とフラグを立てた後だったし、あと1ヶ月するとアニメの舞台である貴族の学園に行かなければいけない。
ってかそもそも主人公の幼馴染みで幼少期の頃からずっと一緒だったとか、どうやっても僕のヒロインに出来ないじゃないか……
こういう転生ものって赤ん坊から始める物じゃないの!?なんで12歳になってから気が付くんだよおおおおおおお
いや、僕がこの世界に来たから僕が知ってる世界とは違うかもしれない……
まだ諦める時じゃない!
と、その前に……心配そうに見てくれてるマリーの頭を撫でないと……