守護者との戦い 前編
かなり短めになってしまいました。
後編も有るのですが投稿は事情により今日中に出せません。
すみません
守護者とは、主に迷宮等の、最下層に存在する、ボス部屋の主を指す。
守護者を倒す事によって、その迷宮を攻略した事になる。
攻略すると、ボス部屋の奥に、新たな部屋ができ、そこでレアなアイテムやスキルを手に入れる事が出来る。
また守護者は迷宮によっては、守護者が時間によって復活したり、別の守護者に代わったり、守護者が出現しなくなるなど色々な種類が有る。
(そんで、ーー何でこんな所に守護者が出現するんだ?)
考えられるとしたら、ここが迷宮だという事か、もしくは古代遺跡の防衛システムとしての守護者かのどっちかだ?
過去にも、古代遺跡に守護者が現れたと、情報が書かれた書物を、書斎で俺は見つけた事がある。
何でそんなのが、家の屋敷にあったのかは、知らない。
(それよりも........魔剣・セレーネと俺の魔法だけで、この守護者に勝てるかどうかーーーほとんど無理だ。)
「でも、俺がやるしかないよな!」
守護者には、何種類かのタイプが存在する。
主に多いのは、ゴーレムの守護者だ。他にも、有名所で言うとゴブリンたちの王、ゴブリンキングや他の魔物の上位種等がいる。
そして俺が相手する守護者は、その中でも一番厄介なタイプだ。それもそのタイプの中では、上から数えた方が早い程に。
その守護者は、『白銀竜』そう正真正銘の竜種だそれも古竜と呼ばれる、竜種の最上種だ。
(そう考えると、俺はかなりのお人好しか馬鹿だ。)
「<<セレーネ>>!『オープン』!」
<<魔剣・セレーネ>>
レベル:1
<<スキル>>
魔力共有・魔力吸収・魔法付与・魔法強化・自動回復・自動追尾・人化
<<魔法>>
火魔法『上級』・水魔法『上級』・風魔法『上級』・土魔法『上級』・
雷魔法『上級』・闇魔法『上級』
「中々、お前もーーチートだな。」
『褒めの言葉ありがとうございます。ご主人様』
「褒めて無いんだけど........」
そんな会話をしながらも、俺は白銀竜と戦い始めた。
白銀竜は、余程自分の力に自身が有るのか、最初にいた場所から動かないまま、俺の方を見ていた。
いかにも『貴様の攻撃など痛くも痒くも無いわ!』と、言っていそうな雰囲気をしていた。
俺はそれに少しイラッと来た。
俺は竜の方から来ないと、わかったのでどう料理してやろうかと、策を考えていた。
(良し!これなら勝率は少しは有る!やるだけやってやるよ!)
「ルナ!俺の後にいろ。今からあの余裕ぶってる竜をぶった斬ってくる!」
「うん。分かったーー頑張って、アスナ」
「ああぁ。任せてろ!」
「行くぞ!セレーネ。」
俺は自分の魔力を、魔剣・セレーネに食わしていた。
セレーネからはどんどんと、膨大な魔力のオーラを出していた。
俺はつい先日に考え出した未完成の魔法を、セレーネの力で完成させようとした。
「くっ!なかなかにきついなこりゃぁ........でもやるしかない!」
「ハアアアァァァァーーーー『空間切断』!!!!!」
白銀竜は少したった後、体がズレたように別れていった。
「はぁはぁ、くっ! 何とか倒せたか?」
「アスナ!?体大丈夫?どこか怪我してない?アスナ アスナーー」
俺は魔力が切れ、そのまま倒れていった。