編入生は同居人の香り
最近スマホの調子が悪く、替え時かも知れません。
セレシナ神聖国の戦争から平和に2年が過ぎた。
うちの学園はクラス替えが無いらしく、皆と共に同じクラスでいられた。
俺としては今も友達をできてない状態でその制度には凄く助かってるじたいだ。
この2年間で変わったことと言えば、俺がSランク冒険者になって不名誉な称号を貰ったことや、クロエはBランク冒険者になってかっこいい二つ名を貰ったことぐらいだろう。
えっ?
じゅうぶん内容が濃いって?
まぁ何があったかはそのうち話すとして、先生がそろそろ来る頃だろ。
いつにもなくクレアが笑顔で教室に入ってきた。
何かいい事でもあったのか?
「みんなー!聞いてくださーい!今日からこのSクラスに編入生が入りまーす!みんな仲良くしてね」
編入生とはまた凄い奴が来たもんだな。
たしかここの学園、入学試験よりも編入試験のが難しかったはずだろ?
(その通りです。編入試験で合格しても良くてBクラス止まりですが、真の天才とは凄いものですね)
おいおい…それだと俺が馬鹿だと聞こえるんだけど?
(気のせいでは?マスターも考え過ぎですよ。この学園に来て、1度も満点以外を出した事の無いマスターも十分天才ですよ。)
あんな問題普通に授業受けてたら分かるだろ?
(そこが違うのですが……)
そんなもんか?
俺は気にはなったが、今別に勉強の話ではなく、編入生のことが先だ。
教室の教卓側のドアが開かれ、1人の少年が入ってきた。
「それじゃあ自己紹介よろしくね♪」
「はい!僕はアルト・オラリオンと言います。これから残りの三年間よろしくお願いします!」
自己紹介を終えたアルト・オラリオンは男にしては線の細い身体に中性的な高い声をした少年?だった。
まさか、まさか同じ仲間が来るなんて!
これは何が何でも友達になってこの男らしくない容姿について語り合いたい!
アルトの席は俺の隣となった。
「よろしくアルト…君?」
「アルトで良いですよ。えーと?」
「僕はアスナだよ。よろしくアルト」
「アスナちゃんかよろしくね」
「僕男なんだけど…」
「えっ!?僕よりもこんなに可愛いくて綺麗なのに男なの!?」
分かっていたことだが、やはり同じ同居人でも俺の容姿はそんなに女か!?
俺は1人それにショックを受け、アルトの必死な謝りに気づいてあげられなかった。
俺が気づいた時には土下座しようとして、どうにか止めて仲直りをした。
昼休みに入り、アルトに学園内の案内をすることになった。
最初は一番使われるであろう食堂や訓練場等大型施設を転々と周り、そこから俺達三年生が授業で使う教室を紹介して回った。
「そんなに回ってないはずなのにもう昼休み終わったね」
「そうだな。でもこういう時間も悪く無いな」
「そうだね。これからもよろしくねアスナ」
そんなアルトの笑顔にドキッとした。
まさか男の笑顔に反応するとか…俺どうかしてるぞ?
でも、そのうち慣れるか。
こうして俺とアルトの出会いの1日は終わった。
授業も終わり放課後になった学園長室。
「それは本当なんですか!?」
そう叫んだのは、今年で卒業となる元生徒会長クローディア・ハーベリー。
アスナと同居のセリフィード王国の貴族ハーベリー公爵家の長女である。
「間違いないわ。アルト・オラリオン。あの子は勇者という報告が試験管から書類が昨日届いたわ。」
「それでは…」
「この時期に勇者の称号を持つ者が現れた。それは魔王が誕生したと言うこと。」
勇者それはこの世界にとって、とても大切な意味を持つ。
その称号を得た者は絶対的な力を授かる代わりとして魔王を倒すという宿命が渡される。
最後に勇者の称号が確認されたのは二百年前の大戦の頃、ログリア王国が召喚魔法によって異世界から来た30人の勇者達だ。
実際には1人だけしか勇者の称号は持ってはいなかったのだが、その仲間達の実力もまた勇者同様に強力で、まとめて勇者と称えられていた。
「そこで貴方には卒業後、私の補佐ということで副担を任せたいの」
「なぜ私が?」
「アスナ君と一緒の三年間嫌かしら?」
「是非やらせてください!」
「よろしい。」
クローディアはアスナの入学式いらいほとんど顔を合わせることが無く、距離を詰めたくとも、何も出来ないまま卒業を迎えようとしていた。
こうしてアスナの知らない所でクローディアはアスナと友達になろうと考えていた為、副担を了承した。
実際に友達なる為にそんなことを了承するはずが無いと、学園長クレアそう思った。
今回は新キャラと久しぶりに読み返したらこんなキャラいたなと思い復活させた生徒会長の話でした。




