ギルドカードの能力
俺は久しぶりに冒険者ギルドへと足を向けた。
まあ、ギルドに来た理由としては俺だけが皆よりもランクが低いのが少し恥ずかしかったからだ。
俺にだってギルドの依頼を受けられない理由があったさ。
例えばセレシナ神聖国の事もあったし、あとは…えぇと……
まあ色々と忙しかったんだよ!
(よく分かっていますから。落ちつてください。)
そんなこんなでだいたい約1ヶ月ぶりの冒険者ギルドへとついた。
中に入るといつも通りの賑やかさがあり、数回しか来たことが無いが相変わらずとても落ち着く所だ。
俺は前まで来ていた時に担当をしてくれたニーナさんの受付に向かった。
「お久しぶりです」
「あら?アスナ君じゃない?久しぶりね。もう来ないかと思ってたのよ?」
「すみません。ちょっと夏休みの間他国にいたものですから」
「そうなんだ。ところでさアスナ君、昇格試験受けてみない?」
「昇格試験ですか?」
「えぇ、アスナ君の実力は迷宮の攻略した階層記録があるから」
「どうやって知ったんですか!?」
「そう言えば言っていなかったわね。ギルドカードにはその迷宮の今いる階層から次の階層に転移する時にギルドカードに記録されるのよ。それでその冒険者がどこまで攻略できたのかギルドランクの更新やら依頼受付もしくは達成時に分かるの」
まさか、ギルドカードにそんな効果があったなんて迂闊だった。
確か俺が一人で攻略した階層って…
「あの僕って今どこまで階層攻略した事になってますか?」
「ちょっと待ってね。確認できたわ。アスナ君の今有る記録だと35層になってるわね」
「そうですか」
良かった〜助かったわ。
俺が実際に攻略した階層何だが実は65層だ。
35層間での記録は俺がシロナ達とパーティーで攻略したものでそれ以降の階層は俺がスキルやら魔法の実験と自分の実力確認を含めて攻略してきたんだけど、依頼とかも一人の時は受けて無かったからカードの更新もされずにすんだのか。
あれ?でもさ、今からランク上げの為に依頼受けに来たのにこれじゃダメじゃね?
これ俺の能力で何とかならないかな?
俺はそこで久しぶりの馬鹿みたいな自分のステータスを見る事になった。
まあ、流石にここじゃ無理だから一旦帰るか。
俺はギルドを一度出てから人のいない森へと移動して、そこでステータスを確認した。
<<アスナ・セリフィード>>
種族:聖人
年齢:9歳
職業:剣聖・聖女
レベル:163
HP:5700/5700
MP:12500/12500(+1800)
攻撃力:2100(+2600)
防御力:1960(+1500)
俊敏性:5760(+700)
魔力:5310(+2200)
運:100
<<装備>>
黒の服『中級』
黒のズボン『中級』
母さんのペンダント『最上級』
黒銀竜のロングコート『伝説級』
黒銀竜の胸当て『 伝説級』
白銀竜の篭手『伝説級』
黒銀竜のブーツ『伝説級』
魔剣・セレーネ『伝説級』
<<固有スキル>>
不死身(常時発動)
太陽の魔眼(常時発動)・月光の魔眼(常時発動)
並列思考(常時発動)
二刀流・自動剣術
聖気
部分竜化
聖女化
<<スキル>>
大陸共通語
アイテムボックス
鑑定・隠密
剣術・槍術・投擲術・杖術・体術・暗殺術
身体強化・縮地法・跳躍
HP自動回復・MP自動回復
魔力察知・気配察知・夜目・遠目
限界突破
<<固有魔法>>
空間魔法『最上級』
剣製魔法『最上級』
竜魔法・火『最上級』
竜魔法・風『最上級』
竜魔法・雷『最上級』
竜魔法・光『最上級』
竜魔法・闇『最上級』
聖魔法・火『最上級』
聖魔法・水『最上級』
聖魔法・風『最上級』
聖魔法・土『上級』
聖魔法・雷『最上級』
聖魔法・光『最上級』
魔法・氷『最上級』
魔法・煉獄『上級』
<<魔法>>
魔法・火『最上級』
魔法・水『最上級』
魔法・風『最上級』
魔法・土『上級』
魔法・雷『最上級』
魔法・光『最上級』
魔法・闇『最上級』
魔法・無『上級』
<<称号>>
セリフィード王国 第一王子・不死身の王子・太陽の女神の加護・月の女神の加護・月の女神の愛・女神達に愛された王子・超幸福体質・不幸体質・聖人・剣聖・大魔導士・魔剣の使い手・聖剣の使い手・呪いの魔族を倒した者・白銀竜を倒し者・黒銀竜を倒し者・竜王・銀竜達の親・ルナの王子様・アルミナの王子様・レイラの王子様・姉妹の王子様・ユーフィアの王子様・フィリアの王子様・騎士の王・聖女
うん。
もういいや俺諦めてるから、それよりも『鑑定』と『隠密』を使えば隠せるんじゃ無いか?
俺は早速、ギルドカードを鑑定してそこから今の攻略した階層を35層までは表示させておいてそれ以降のは隠密で見えない様にはしてみた。
これで上手くいってくれよ。




