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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
セレシナ神聖国へ
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聖女の誕生

投稿がかなり遅れてしまい申し訳ありませんでした。

先月の11月は色々と用事が有り、執筆する時間を余りとれませんでした。

これからは平常通りに投稿していくので応援よろしくお願いします┏○ペコッ

魔力爆発を食い止めたのは俺が知っているアスナみたいな化物じみた子どもとはかけ離れていた綺麗な女性だった。

長い金髪は綺麗に整えられていて、その瞳は珍しく金色と銀色で……金と銀?最近誰かと同じ色をしたヤツがいたような…まさか。


「お前もしかしてアスナなのか?」

「そうだよ♪」



俺は少し頭を打ったのかもしれない。

子どものアスナがどうやったらここまで成長するんだ?

そうだこれは夢なんだ。

だからこんな変な事が起きるのは当たり前じゃないか。


「信じて無いだろ?」

「そりゃあ、俺が知ってるアスナは子どもで性別だって男だぞ?お前のその見た目はどう見たって女だ」

「それは俺も気にしてるから言わないでくれ」

「いやさ、ランスとの模擬戦の時に思ったんだよ。子どものリーチだと大人相手の強い奴には少しキツイなって、それで魔力をつかって成長できるかな?って思ってやってみたらできちゃった」

「お前本当に人間か?」

「たぶん。俺も最近自信ない」


そう言ってアスナはガクッと肩を落とした。

まあぁ、これがコイツの運命のだろうと俺は無理矢理に納得してアスナと共に別の場所で戦ってる奴らの所に行こうとした。


「おい待て」

「どうした?速く他の奴らの所に行かないと」

「此処で最後だ。後の奴らはもう助けてある」

「はっ!?」

「誰も俺が1人で来たなんて言ってないぞ?後の2人の所にはお前もよく知ってる奴らが向かってくれたよ」

「おい、それってまさか……」

「御想像の通り、ランスと後はフェンリルのリルが行ってくれたよ」

「……まじかよ。七聖剣と怠惰の狼が応援て」

「俺と関わったんだ。諦めろ。俺はもう自分のこの人生に諦めてる!」

「威張る事かよ」


それから俺はアスナ共に一旦拠点へと戻っていった。

拠点に着くと確かに他の奴らもかなり怪我をしていたが生きていた。

だがその場の空気は災厄だった。

ランスはニコニコとただたっているのだが、そこにデヘルが睨みつけいていた。


「何してんだ…デヘル」

「こいつがよ久しぶりに燃えてきた戦いを邪魔しやがったんだ」

「お前そんな性格だったか?」


俺の中でのデヘルはクールで一番の長者と言う事もあって、なかなかに人格のできたやつだった…はずなんだが、まさか切れるとここまで性格が変わると意外いや?竜人は気性が荒いやつが多いから普通なのか?


そこで隣で見ていたアスナはやれやれと首を振った後、その中に入ってデヘルを止めに行った。


「そこら辺で許してもらっていいかしら?彼に貴方を助ける様に言ったのは私ですから」

「誰だテメェ…は……」



デヘルは唖然としていた。

いやデヘル以外にもアスナに気づいた男どもも、唖然としていた。

デヘルに頭を下げたのは正しく女神と言ってもおかしくない美少女なのだから。

俺でも一瞬アスナにドキッとしてしまった。

あいつわざと女の振りをしているのだがそのレベルが高く俺だってアスナが男と知らなかったら、あいつが男なんて信じなかっただろう。

アスナの演技が上手くいったのかデヘルはすぐに下がって逆にアスナに謝っていた。

アスナはそれを少し困りながらもそれをうけた。


ランスはと言うと、今も笑顔をのままずっとニコニコしていた。

だが最初の一瞬アスナの演技っぷりにランスがドキッとしていたの俺は見逃さなかった。


それからアスナは俺達の中で『聖女』として莫大な人気が出た。

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