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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
セレシナ神聖国へ
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タナカと五英雄

俺らは最初の戦に勝つ事ができたが、本番はこれからだと思った方が良いだろう。

敵もまさか内部から殺られるとは思ってもいなかったから、最初の暗殺は上手くいった。

だがらこそ次からは無理としか言えない。

暗殺は一番最初にやるからこそ上手くいくが、失敗しても成功しても次は相手の警戒度が上がりほぼ無理になるんだ。

何回でも暗殺出来ちゃうのはアニメやマンガだけの話だ。



次の戦いからはあいつらを出すしかないよな。

敵さんも七聖剣を出してくるらしいし。

だけど本当にトップのランス(・・・)がいなくて助かったな。

あの化物がいるといないとでは戦局が大違いだからな…

だけどランスはその化物以上のアスナ側に付いたからな絶対にあいつらには手を出したくないな。

まあ、あいつらと戦うなんて事には絶対にならないか。

……ならないよな?


俺はそれから絶対にアスナやその友人達にも手を出さない様にしようと誓った。

戦争終わったら部下達にも言わないとな、だけど流石に学園都市まで行くやつはいないから平気か。

俺は途中からどんどんと考えてる事が変わっていき、それから三時間以上ずっと考えていた。

全く俺はこっちに来てから悩まされる事ばかりだな…



そして1度目の決戦から二週間後、俺は五人の切り札と共に戦場へと出た。

俺達の戦場は前回同様森で繰り広げられてた。

俺はクラルシカ共に主に援護や奇襲に回りノーヴァ、カエサル、デヘルは最前線で暴れまわり、エリーシャは中間拠点で魔法による回復と強化をした。


俺達が優先になり始めたところでとうとうあいつらを敵は出して来た。

七聖剣の過激派に残った3人、『爆炎』トーリア・ディオ火魔法の使い手でその高火力から爆炎とまで言われた男だ。

『金剛』マハル・テッタレス特殊な強化魔法の使い手で自分自身の肉体こそが武器の脳筋やろう。

『神速』レヴィー・エクス風魔法の使い手で同じ風魔法の使い手であるシルフィーとは別で付与が得意で自分自身に風魔法を付与し、圧倒的な速さで敵を切り裂く事からつけられた。

またそれ用に東の国から取り寄せた刀と言う種類の剣を愛用してる。


俺はこいつらの相手として選んがのが今最前線で戦ってる3人と俺ら2人の計5人で七聖剣に挑むつもりだ。

七聖剣の実力はどれも冒険者ランクS並の力が有り、この戦争の強敵だ。




ノーヴァsaid

あいつが『金剛』マハル・テッタレスか。

確かにかなりの実力だな、獣人の俺でもただの筋力勝負では負けそうだな。

俺の目の前にいたのは、上半身だけ脱いでムキムキの肉体をさらけ出していたオッサンだった。


「貴方がノーヴァちゃんね?私は七聖剣のひとり、『金剛』のマハルよ♪よ・ろ・し・く!」


俺はその時、固まっていた。

あれが七聖剣?あんなオカマ野郎が俺の相手?

俺はそんな怒り以上に恐怖が心埋めた。

あれとやったら喰われると獣人としての本能がそう叫んでいた。



カエサルsaid

私の前にひとりの若い男が姿をみせた。

やつがトーリア・ディオ現時点での一番の実力者か。

普通に見ればただのチャラチャラした格好をした男なのだが、その隙の無い動きにやつの中に潜んでいる強大な魔力に私は恐怖以上に楽しさが勝っていた。

奴にはおそらく勝てないだろう。

奴と私では相性が悪いのだ。

戦闘スタイルも使う魔法も悪すぎる。

だがそんなのがどうした!私はそれ以上にこの戦いにワクワクしてたまらないのだから。



デヘルsaid

俺は久しぶりの強敵に笑っていた。

かれこれ冒険者生活をして20年が過ぎたがこれ程の強敵には久方ぶりだ。

情報だと目の前の女は七聖剣の中で6位らしいが、あれはそれ以上の存在で間違えない。

何故力を隠していたのかは知らんが、相手が強ければ強い程燃えるというもんよ。


各地で最強同士の戦いが始まった。

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