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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
セレシナ神聖国へ
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ランス・エイスという男

テスト期間が終わったので投稿を再開します!!

ながらく投稿が遅れてすみませんでした。

俺は心のどこかで楽しみにしていたのかも知れない。

ランス・エイス七聖剣最強の男。

その実力は俺が戦った魔族や守護者のあの2体の竜をも超える力をもっている勇者の様な人間だ。


俺と同じ化物。

人間が決してたどり着くはずのない境地にいる存在。

確かにステータスなら俺のが上だが、俺と彼では経歴が全く違う。

俺は確かに強いがこの肉体はまだ9歳の子供だ。

同じ化物なら体のサイズからして子供よりも大人のが上なのは何処の世界も一緒だ。


だがそんな言い訳も彼という人の姿をした化物には通用しないだろう。

こんなのが通用するのは、戦いを知らない平和ボケした人間ぐらいだ。

俺を一目見て俺の実力の一端が感じとれただけでもそいつは人類からしたら、英雄や勇者に部類される人間だけだ。




俺はそれから一呼吸して自分の身体に異常がないかを確認したあと、目の前にいる相手に目を向けた。

俺の格好は戦闘時に良く着ているお気に入りの戦闘服だ。

そして腰にさしてる二本の剣。

俺が最初に手に入れた愛剣 セレーネにその後に魔族との戦いで勝ちその褒美として貰ったクラウソラス。


対して相手は最初に見た時と変わらず、純白の鎧を着込んでその手には西洋の槍(ランス)にも見えるデザインをした青い槍、聖槍・ブリューナク。


「それじゃあ始めようか。君との戦いを私は楽しみなんだ。期待させてもらうよアスナくん」

「期待以上のことをみせてあげますよ!」


その発言で俺達の戦いが始まった。



相手は一瞬姿がぶれたと同時に片手に持っていた槍を突いてきた。

俺はそれをすんなりとかわすと、お返しにと剣製した剣を放った。

やつはそれを槍で弾きながら魔力を槍の先端に集中した後それを俺の方向えと突き刺した。

槍から青い魔力のレーザーが飛んでき俺はそれを両手に掴んでいる愛剣で防いだ後に、剣に魔力を集中させ魔力の刃を飛ばした。


それをかわした後に今度は氷の剣があいつの周りに現れ始めた。

俺はそれをうけて立とうと思い、同じように氷の剣を自分の周りに生成してそれを全て放った。

俺が放った100を越える氷の剣はあいつが出した氷の剣とその手にある聖槍難なく耐えっきて見せた。


それからも俺達は完全な本気では無かったがその場で観せられる最大限の力を出し合った。

そしてどちらかもなく、同時に自分の武器をおろして今回の激しい戦いは幕を閉じた。


「楽しい時間だったよ。久しぶりに命の危険を感じた程だ」

「俺こそあそこまで力を出すとは思いませんでしたよ」

「今度もまた戦争ではなくてこの様な楽しい戦いが出来る事を祈るよ」

「それはこっちのセリフだ。あんたみたいなのがうちの国に戦争を吹っ掛けてきたら溜まったものじゃない…」


俺達は冗談を入れながら会話を楽しみ、そして帰って行った。

こうして俺とランスの戦いは終わった。

だがタナカ達抵抗軍とセレシナ神聖国の過激派との戦いはまだ始まったばかりだった。


今回教皇派は俺の傘下として入る事になった。

それがどういうことかと言うと、俺が聖人である事が大きく関わっていた。

セレシナで聖人とは神の使いや天使の位置に値する大きな存在なのだ。

それのおかげで俺は新たな勢力として、七聖剣の四人が配下に入った。

七聖剣最強のランス 俺を最初にこの国に連れてきたエルザ 前世の俺を知っているらしい少女シルフィー そして俺は初めて見たが長年七聖剣の座にいる老騎士 バハル・トゥレイスの四人だ。


教皇派はこれからこの国から離れて一時的に学園都市で滞在することに決まった。

俺も戦争に介入をしたかったのだが、タナカに断れたからだ。


「ここからは俺達の戦いだ。アスナには悪いが教皇達を連れて学園都市に戻ってくれ」

「お前がそう言うなら俺はそうするが、一言だけ言わせてもらう…生きて勝ってこい。死ぬ事も負ける事も俺が許さない」

「また凄いムチャクチャな事を言うな。だけど絶対に成し遂げてみせるさ、何て言ったて俺は『百面相』だからな!人に化けて暗殺も逃走もお手の物よ!」


俺はそれを信じて懐かしい学園都市へと帰って行った。

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